Eikaiwa Hacks

「話す」ための英語学習メディア

長文をスラスラ読みたい! そんな方におすすめのリーディング強化法スラッシュリーディングです。

英文にスラッシュを入れ、英語をそのままの語順で、かつ、意味のかたまりごとに読み進めるスラッシュリーディング。

この読み方ができればリーディングスピードは確実にアップします。では、どこにスラッシュを入れれば良いのか?

本記事ではスラッシュリーディングのやり方をご紹介します。

英語の読み方にもコツがある

スラッシュリーディングはどこにスラッシュを入れるのか

次の文章を10秒以内に読んでみましょう。

I received a letter from my boss in Singapore yesterday.  He expressed his concern about the conflict currently taking
place in our plant in Manila.  It seems some of the workers are upset about their salary.

10秒以内で読めて100%内容を理解できていれば問題なしです。多くの人は、たとえ時間内に読めたとしても、内容理解が曖昧になってしまうかと思います。

では、どうしたら「速く」「正確に」読めるようになるのか?

そのためには、次の2つの読み方を実践することが不可欠です。

1. 英文を前から、英語の語順で読み進める(≒返り読みをしない)

2. 英文を1語1語ではなく、「意味のかたまり」単位で読み進める

そして、自然にこのように読む下地を作るために効果的なリーディング勉強法スラッシュリーディングです。

ここから具体的なスラッシュリーディングの方法をご紹介します。

おすすめリーディング強化法は「スラッシュリーディング」

「スラッシュリーディング」とは、英文を意味のかたまり単位でスラッシュ(/)を入れながら読む方法です。

先ほどの文章を使って、見ていきましょう。

I received a letter /       私は受け取った

from my boss /           上司から

in Singapore /          シンガポールにいる

yesterday. //          昨日

He expressed his concern /      上司は懸念している

about the conflict /       紛争について

currently taking place /     現在起きている

in our plant /              わが社の工場で

in Manila. //              マニラにある

It seems /             (以下の)ようだ

some of the workers are upset /   労働者の何人かが怒っている

about their salary. //      サラリーについて

今度はしっかりと内容が理解できたはずです。

このように

「スラッシュを入れて」

「意味のかたまりごとに」

「前から返り読みをしないで読みすすめる」

これが、スラッシュ・リーディングです。

どこにスラッシュを入れる?

スラッシュ・リーディングを独学で進めるには、「どこにスラッシュを入れるのか」を知っておく必要があります。

これは人によって考えは異なりますが、私は自分の生徒さんたちには次のようにお伝えしています。

スラッシュを入れる位置
1. 前置詞(例:for, of, from...)の前
2. 関係詞(例:which, who, where, what...)の前
3. 接続詞(例:and, but...)の前
4. that節(省略されている場合も含む)の前(例:I think (that)..., I know (that)... )
5. to不定詞の前
6. 長い主語(例:people who were born in the United States of America) の後
7. カンマ・ピリオドの後

このルールは絶対ではないので、あくまで目安として考えていただければと思います。

スラッシュを入れることでかえって読みにくくなるような箇所は、スラッシュを入れないで結構です。

実際に英文を用意してスラッシュリーディングをしてみる

1つ英語の文章を用意して、このルールに従って実際にスラッシュを入れてみましょう。返り読みはせず、前から前から読み進めてください。

慣れるまではゆっくりで大丈夫です。「英語の語順で」「意味のかたまりごとに」読み進めるクセを身につけてください。そのクセがついてしまうまで、しつこくスラッシュリーディングを続けましょう!

学校で習った読解方法に問題あり

中学高校の英文読解の授業を思い出してみてください。特に関係代名詞のwhichやwhoがその典型例なのですが、大半の方が英文を返り読みしながら読解していくスタイルの授業を受けたはずです。

そのため長文読解の際、返り読みをするクセがついてしまっているのです。

日本語を日本語の語順で読めないとどうなるかを想像してみればわかりやすいのですが、新聞記事1つ読むのにも時間がかかってしまいます。

日本の英語教育ではそういった非効率な英文の読み方が教えられてきたのですが、スラッシュリーディングを使えば今からでも十分に解消可能です。

リーディング力がアップするとリスニング力もアップする

スラッシュ・リーディングで読解力が向上するともう1つ素晴らしいメリットがあります。リスニング力の向上です。

英語の語順で読めないものは、英語の語順で聞き取ることはできません。

リーディングは前に戻って内容を確認することができますが、リスニングではそれは不可能です。

英語の語順で読解できない英文を聞いて理解するというのは原理的に不可能というわけです。

ですので、スラッシュリーディングで英語を英語の語順で読めるようになってくれば、それはリスニング力のアップにもつながります。

リーディングとリスニングの双方を鍛えるために、ぜひスラッシュ・リーディングを試してください!