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「TOEICのリスニングスコアを上げたいが、どう勉強すればいいのかわからない」

そんな方のためにリスニングスコアがアップする3つの勉強法をご紹介します。

たとえ短期間でも本気で取り組めば、スコアが急上昇することも十分あり得ますので、是非ご覧ください。

TOEICリスニング - 3ヶ月で100点以上アップは十分可能

TOEICのリスニング対策は特別な学習法は必要なく、次の3つの学習法で進めます。

TOEICリスニング対策
  1. ディクテーション
  2. オーバーラッピング
  3. シャドーイング

地味ですが、やるべきことをしっかりやればスコアは上がります。

まずは、どの教材を使ってリスニング対策をするのかからご紹介します。

おすすめ教材 - やはりTOEIC公式問題集が一番

TOEICリスニング対策

おすすめ教材はTOEICの公式問題集です。値段は高めですが、できれば2冊は購入したいところです。

公式問題集は、本物のTOEICと同じ形式のテストが2つ収録されています。

その収録されている2つのテストのリスニングセクション(Part1~4)をフルに活用します。

TOEICリスニングセクションの構成

Part1  写真描写問題 6問

Part2  応答問題 25問

Part3  会話問題 39問

Part4  説明文問題 30問

Part1と2は短い音声Part3と4は1分程度のやや長めの音声です。

では、ディクテーション・オーバーラッピング・シャドーイングの具体的な進め方を見ていきましょう。

リスニング向上のコツ① - ディクテーション

まず公式問題集のPart1とPart2を使い、ディクテーションをします。

「ディクテーション」とは、音声を流し、聞き取った英語をそのまま書き取るトレーニングです。

Part1と2の音声を1問ずつ流します。そして、紙に書き取ります。手順は次の通りです。

ディクテーションの手順

1.  Part1(またはPart2)の1問目の音声を流す(問題&選択肢の両方)

2.  自分が聞き取ったとおりに問題と選択肢の英文を紙に書く

3.  1回流しただけでは全部書ききれないので、同じ音声(問題&選択肢)を再度流し、1回目で聞き落した箇所を書き取る

4.  3~5回流しても書き取れなかったら、解答のスクリプトを見る

解答(英文スクリプト)を見て自分がどこを聞けていなかったのか確認しましょう。単語を知らなかったのであれば、その単語はその場ですぐに覚えます。
ディクテーションはリスニングの際、聞き取れた単語の意味をつなげて何となく全体の内容を推測していた方には特に効果的です。1語1語への意識が確実に変わります。
特に日本人が苦手なof, from, for等の前置詞、they're, we are等の代名詞やbe動詞などが聞き取れていないことに気がつくはずです。
こういった細かい音を正確に聞き取る力がつくことは、リスニングスコアの上昇につながります。

リスニング向上のコツ② - オーバーラッピング

1問目のディクテーションを終えてすぐに2問目に進むのではなく、その前にオーバーラッピングをしましょう。

「オーバーラッピング」とは、「シンクロリーディング」とも呼ばれるもので、カラオケのように、英語の音声に合わせて、自分もその音声を完コピしながら発声するトレーニングです。

カラオケは、曲と同じタイミングで歌い始め、音の高低・強弱、リズムを完コピしようとしますよね。それと全く同じです。

英語の音声を流し、カラオケのように音声が流れるのと同時に自分も発声し、音声と同時に発声を終えてください。

1問につき最低10回は取り組みましょう。

オーバーラッピングの手順

1.  Part1の1問目の音声を流す(問題&選択肢)

2.  1の音声が流れるのと同時に、自分も発声スタート(この時必ずスクリプトを見ながら発声する)

3.  上記ステップを1問につき10回繰り返す

オーバーラッピングによって英語特有の音の強弱・高低・リズムをつかむことができます。

Part1と2は、1問ずつ丁寧に「ディクテーション → オーバーラッピング」を行いましょう。

時間がかかり地味で根気が要るトレーニングですが、Part1と2のすべての問題に取り組んでください。

徐々にですが確実にリスニングのコツがつかむことができます。

リスニング向上のコツ③ - シャドーイング

続いて、Part3と4の攻略法を紹介します。両パートともに、比較的長めの音声(1分程度)です。

こちらもディクテーション&オーバーラッピングをしてもいいのですが、時間がかかりすぎます。

ですので、この2つのパートは徹底的にシャドーイングをしましょう。

シャドーイングとは、英語の音声を流し、聞こえてきた音声を1-2語ずつ遅れてついて発声するトレーニングです。

文字通り聞こえてくる音声を影のように追いかけていきます。シャドーイングをする際にも、英語音声の強弱・高低・リズムを完コピすることを意識してください。

Part3と4のシャドーイングに取り組む際には、以下の点にご注意ください。

・音声のシャドーイングする前に、必ず英文スクリプトを確認し、単語や文法を確認する

・1つの問題につき20回~30回はシャドーイングする

・1週間に使う音源は、Part3を2問、Part4の音声を2問にとどめる

特に最後は重要です。多くのリスニング問題に取り組むことも重要ですが、「丁寧に聞くこと」も非常に重要です。

精聴と多聴のバランスが大事なので、1つの音源に時間をかけてじっくり向き合ってください。

シャドーイングについては、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

TOEICリスニング対策 - まとめ

  • Part1・2はディクテーションとオーバーラッピングで対策
  • Part3・4はシャドーイング

現にこの学習法でTOEICリスニングスコアが100点以上アップした方を数多く見てきました。

独学でも十分に実現ですので、ぜひチャレンジしてみてください!