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「話す」ための英語学習メディア

英語4技能の中で最も独学が難しいのがスピーキングです。

日本で生まれ育ち、留学経験もない筆者が「独り言英会話」のやり方をご紹介します。

独り言英会話は特に以下の学習者の方に最適なスピーキング練習法です。

独り言英会話の対象者
  • 英語中上級者(TOEICスコア目安:750点~990点)
  • 大学受験レベルの文法知識はしっかり頭に入っている
  • スピーキングを鍛えたいが、一人でどう勉強したらいいかわからない

それでは見ていきましょう。

ネイティブとの英会話よりも「独り言英会話」のほうが意味がある

独り言英会話のやり方やネタをご紹介します

私は英語スピーキング強化スクール「ENGLISH LAB.」で、スピーキング強化プログラムを提供しています。「どのくらい英語を話せるんだ」という点ですが、スピーキングテスト「VERSANT」を受験し、67点でした。

英検1級・TOEIC990点を10回以上取得している人のVERSANTスコアが54点~61点らしいので、悪くはないはずです。

まだまだ勉強途中の身ですが、一応ここまで英会話が上達したのは私に語学の適性があるからではなく、取り組んできた英語学習の方法が良かっただけです。

これまで様々な学習法を実践してきましたが、今回ご紹介する「独り言英会話」は間違いなく優れたスピーキング練習法です。

ネイティブとの英会話よりもずっと効果的で、費用対効果の高いトレーニング方法です。

「独り言英会話」の具体的な練習法 - やり方を知ろう

「独り言英会話」とは、文字通り「あるトピックについて一人でブツブツ英語を話す練習法」です。

ネイティブスピーカーが目の前にいなくても、いつでもどこでも一人で英会話の練習ができます。

具体的な手順を見ていきましょう。

まずは「何を英語で話すのか」ネタを決める

いきなり「一人で英語を話そう」と言われても、何について話すのかネタが決まっていないと言葉が出てこないものです。

ですので、まずは話すネタ、トピックを決めましょう。

「大トピック ⇒ 小トピック」の順で喋る内容を決める

私の場合は以下のようにトピックを決めていきました。

1.  自分が英語で話しそうなトピックを大きく10個ほど書き出す
例)
・家族
・仕事
・趣味
・学生時代
・関心のある社会問題…

このように大きなトピックを書き出したら、次は小トピックを書き出します。

2.  次に大トピックの中に、思いつく限り小テーマを作っていく
例)
大トピック:仕事
⇒小トピック
・現在の業務内容
・前職でやっていた業務内容
・今後やってみたい業務
・これまでの仕事で印象的だったこと(1)
・これまでの仕事で印象的だったこと(2)
・これまでの仕事で印象的だったこと(3)
・現在の上司について思うこと…

小トピックは延々と続くはずです。

考えていけば軽く100は思い付くと思いますが、まずは最も話す可能性のある100のトピックに絞ります。

3.  小トピックが決まったら、何を話すか「日本語で」メモを作成する

例)
大テーマ:家族
小テーマ:父について
① 父は自分が幼い時には、仕事が忙しく、ほとんど一緒に過ごせなかった

② 当時、父は〇〇という商社に勤めていた
③ 私が中学1年~高校1年までは単身赴任でシンガポールに駐在していた
④ その影響もあり、関係は疎遠で、帰国後もほとんど会話をしなかった
⑤ しかし、就職活動中、父が積極的にキャリアや業界の見通しについてアドバイスをくれた
⑥ そのアドバイスは非常に役に立ち貴重だったと、いま振り返っても思う

このように1つの小トピックについて、①~⑮くらいまでのメモを作成します。

メモはこれほど詳しく書く必要はなく、話の流れがわかればもっと短くしても結構です。

4.  作成したメモを見ながら、1週間に1つ(多くて2つ)の小トピックについて一人で話し続ける

1週間毎日同じトピックについて話しましょう。1回トライしただけでは絶対に上手く話せないはずです。

最低でも1つのトピックにつき30回は練習します。上手く言えないところは、時間をかけてでも結構ですので表現を考えます。

「独り言英会話」の練習をしたトピックは、その内容がいつでも見返せるよう記録しておきましょう。

5.  1週間経ったらまた別のトピックについて同じ練習を繰り返す

1ヶ月や2ヶ月ではなく、年単位でこの作業をこなします。1年やれば必ず上達を実感できます。

一人での練習だからこそ何度でも間違えることができる

「独り言英会話」のメリットは、会話を成立させる必要がないので何度間違えても良いという点です。

実際に話し相手がいる場合、「間違えないようにしよう」という意識が強くなってしまい、その結果、委縮してしまいます。

しかし、独り言英会話は当然ながら一人なので、何度間違えても全く問題ありません。

会話を成立させようと頑張らなくていいので、気楽に話すことができます。

一人での練習だから途中で表現を調べることができる

また、途中で「〇〇は英語でどう言えばいいんだろう」と思ったら、すぐに辞書やPC、スマートフォンなどを使って表現を調べることができます。一人だからこそできることです。

最初のうちは無理にネイティブと話す必要はなく、一人で気楽にスピーキングの練習を始めましょう。

多少時間はかかりますが、気楽にできるだけでなく、表現を調べて覚えることができます。

独り言英会話は、インプットとアウトプットの両面で素晴らしいトレーニングなのです。

「独り言英会話」に取り組む際の注意点

独り言英会話をする際に、気を付けて頂きたいことがあります。それは、メモを英語で取らないことです。

英語でメモを取り、それを見ながら話す練習をすると、単なる「音読」になってしまう危険があります。

ですので、メモは必ず日本語で作成しましょう。

トピックやテーマを決めてあとは毎日練習を続ける

最後に、英語を毎日話しましょう。

「1日発話の練習をしなければ、前日練習した分が吹き飛ぶ」くらいの心構えが必要です。

毎日話し続けてこそ英語は上達します。留学している人は、毎日英語を話さざるを得ない環境にいるため、必然的に上達します。

そして、「独り言英会話」は、国内でそういった環境を自分で作り出せるとても優れた練習法です。

ぜひ試してみてください!