大学入学共通テスト、英語リスニング対策シリーズ第2弾。
リスニングは計6つの大問で構成されます。
今回は第2問の傾向・対策を紹介していきます。
目次
共通テスト英語リスニング第2問の傾向・特徴
大学入学共通テスト(以下「共通テスト」)の英語リスニング計6つの大問に分かれています。
大問ごとに難易度も異なります。
以下、大問2の傾向・特徴です。
- 問題となる音声は、2人の人物の対話で構成
- 2人の対話の内容に適合するイラストを選択する問題
- 短めの音声(2人がそれぞれ2回ずつ発話する)
- 6つの大問の中でおそらく最も難易度が低い
- 問題は4つのみ
- 配点は16点(1問4点)で、後半3つ(第4問から第6問)より高い
- 問題音声は2回読まれる(第3問から第6問は1回読み)
第2問も第1問と同じく問題は2回読まれます。よって正答率は高め、配点も高めです。
かつ、選択肢が英文ではなくイラストなので、解答するのに時間もかかりません。第1問より簡単だと感じる人が多いでしょう。
第2問は落とせません。では、どのように勉強すればいいのか。対策を見ていきましょう。
リスニング大問2の対策は「シャドーイング」
リスニング第2問は、「シャドーイング」で対策しましょう。
まずは音源を用意しよう
まず、次の書籍を用意しましょう。共通テスト英語リスニング対策問題集でメジャーなものなら何でも結構です。
- 共通テスト英語リスニング対策本(市販模擬問題集)
第2問の具体的な勉強法
市販教材が手に入ったら、早速以下の手順でシャドーイングに取り組みましょう。
ステップ1:音声をきく
まず、こちらの第2問の模擬音声を聞きます(共通テスト本番の音声より優しめです)。
ステップ2:選択肢から正解を選ぶ
正解を選びます。
ステップ3:解答と英文スクリプトを確認
自分の選んだ選択肢が正解かどうかを確認します。
入試の4ヶ月~半年程度前でしたら、この時点での正解・不正解については気にする必要はありません。
特に、共通テストのリスニング対策を始めたばかりでしたら正解・不正解は気にする必要は全くありません。
↓が上の音声のスクリプトです。音声の英文スクリプトを精読し、不明な語句や文法がない状態にしましょう。
男性:I don’t really like games that make me think a lot.
女性:I see. We could try this then.
男性:No. I don’t feel like moving much.
ステップ4:シャドーイング
大切なのはここからです。絶対に模擬問題を解いて終わりにしないことです。
大問2は、同じ音声を使って何度も「シャドーイング」をしてリスニング力を強化します。
シャドーイングとは、聞こえてくる英語の音声を聞こえてきたままに発声するトレーニングです。文字通り「影」のように聞こえてくる音声を追いかけることがポイントです。「自分の耳で聞く→発声する」の順なので、必然的に音声より1秒ほど遅れての発声になります。
シャドーイングの際には、音の高低・強弱、リズムを完コピするつもりで取り組みましょう。
1回シャドーイングをして終わりではなく、同じ音源を使って何度もシャドーイングを繰り返してください。
シャドーイングについては、こちらにも解説記事があります。ぜひご覧ください。
第2問攻略にテクニックは必要なし
共通テスト英語リスニングの大問1を攻略するコツには「選択肢の先読み」でした。
では、大問2にも大問1のような攻略のコツやテクニックはあるのでしょうか?
結論を申し上げると、第2問にはこれといったコツはありません。先読みをするも何も、選択肢のイラストを見るだけです。
シンプルに日頃のリスニング対策の成果が試される問題ですので、コツなど考えず、落ち着いてのぞんでください。
まとめ
共通テスト英語リスニング第2問の傾向・対策まとめです。
- 難易度はおそらく6つの大問の中で最も低い
- 2人の対話の問題音声が2回読み上げられる
- 難易度は低いが配点は高いので確実に点数を稼ぎたい
- 対策はシャドーイング
- 第1問のような攻略テクニックは特になし
- 日頃からの勉強の成果が試されるタイプの問題
共通テストのリスニングに関する情報は、こちらの記事もぜひご覧ください。
共通テストに限りませんが、リスニングはしっかりと対策しておくことが大切です。早めにどのような対策が必要かと調べ、対策を始めましょう。