ENGLISH LAB.代表の糸賀です。
大学受験の英語外部検定試験の一つ、TEAP(ティープ)。受験しようと考えている高校生は多いと思います。
TEAPは、まだ英検ほど内容が広く知られていないため、「どのくらい難しいのか」が気になる人も多いでしょう。
今年もTEAPを利用する大学受験生たちに英語を教える立場から、TEAPリスニングの難易度についてご紹介します。
TEAPリスニング難易度:問題はそれほど難しくない
結論から申し上げると、TEAPのリスニングは、それほど難しくありません。
難易度で言えば、英検準1級のリスニング、特に英検準1級のPart2のほうが、受験生にとってはずっと難しいでしょう。
とはいえ、英検2級のリスニングよりは難しいはずです。
ですので、TEAPリスニングの問題難易度は、「英検準1級>TEAP>英検2級」という認識が正しいと言えます。
私自身、TEAPのリスニングを最初から最後まで通しで、何度か実際に解いたことがあります。
「かなり簡単で、受験生にとってもチャンスだな」という感想を持ちました。
TEAPのリスニングで難しいのは「話題」くらい
TEAPリスニングが、英検準1級のリスニングに比べれば難易度は高くないとはいえ、初めてTEAPの問題を解いた生徒がいきなり高得点を取るのは難しいでしょう。
リスニングの目標スコアが8割だとすれば、それよりかなり低いスコアレンジの正答数にショックを受けるかもしれません。
ですが、後述しますが、対策をすれば大丈夫です。
初めてTEAPのリスニング問題を解いた人が「TEAPのリスニングは難しい」と感じる理由は、大学生活や大学の講義、指導教官やキャリアセンターの職員との会話など、大学を舞台にした話が中心だからでしょう。
大学生活を送ったことがない高校生にとって、こういった話題は初めてのはずですので、難しくて当然です。
ですが、慣れれば大丈夫。
しっかり対策をすれば、問題なく慣れて高得点を狙えるようになるはずです。
対策の開始時期がカギ
TEAPのリスニング難易度は、それほど高くありません。
ですが、リスニングが苦手な人が数週間程度でスコアを大幅に上げることができるほど甘くもありません。
自分がどの程度リスニングができるのかを知ること、そして対策を可能な限り早く開始することが、TEAPのリスニングで満足のいくスコアを取得することにつながります。
TEAPリスニング対策の具体的方法については、こちらの記事をご覧ください。
まずは問題を一度解いてみる
早めに市販のTEAP問題集を使って、一度リスニングを最初から最後の問題まで解いてみることをお勧めします。
現時点で50問中何問正解することができて、その正答数がどのくらいのスコアレンジに該当するのかを確認することを強くお勧めします。
それが自分の目標とするスコアから程遠い場合には、可能な限り早い時期に対策を開始すべきです。
共通テストのリスニングもそうですが、現時点でリスニングが苦手でも、正しい方法で対策をしっかり行えば、点数は上がります。
可能なら高2の段階で一度解いてみるべきです。
対策期間は余裕をもって半年は確保しましょう。
まとめ
TEAPリスニングの難易度、まとめです。
- TEAPリスニングの難易度は高くはない(英検準1級と2級の間くらい)
- とはいえ甘くもない
- 大学生活での話題が中心なので、内容に慣れることは不可欠
- 内容に慣れるため、対策は早く始めるべき
ENGLISH LAB.では、TEAPに限らず大学受験対策について、いつでもご相談を受け付けています。
繰り返しになりますが、TEAPは対策さえすれば、十分に高得点を狙える英語外部検定試験です。
とにかく早めに対策を始めましょう!