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TOEICのスピーキング特化版として、TOEIC® Speaking Testがあります。

TOEIC® Speaking Testは、スピーキングを上達させたい、スピーキングを勉強するモチベーションが欲しいという人に最適な試験です。

またTOEFLやIELTSよりも難易度が低いため、これからスピーキングの勉強を始めたいという人にもおすすめです。

こちらでは、TOEIC® Speaking Testの内容や、効果的なテスト対策をご紹介します。

スピーキングテストの対策方法を知りたい人や、初めてスピーキングテストを受ける人は、ぜひご覧ください。

TOEIC® Speaking Testとは

TOEIC speaking

TOEICが運営する、スピーキングのみの技能を測るテストです。

テスト内容は、日常生活や仕事のシーンを想定しており、相手が理解しやすい表現や、適切なやり取りが行えるかを審査します。

テスト対策が日常でコミュニケーションをとる力にそのままつながるため、近年注目されている試験です。

TOEIC® Speaking Testの試験当日の流れ

試験会場に到着・入場後は、身分証明書の確認、公式認定証に使う写真の撮影を行います。

その後、指定の座席へ移動し、テストをするPCの動作確認やマイクテストをします。スピーキングテストは約20分間です。

スピーキングテストの内容と対策方法

効率よくテスト対策をするには、テストの内容を把握し、それに合わせた勉強をすることが大切です。

ここからはテストの出題内容と、各設問でおすすめのテスト対策をご紹介します。

1:音読問題

音読問題では、短いテキストを音読します。全2問で、テキストを黙読する時間が45秒、音読する時間が45秒あります。

チェック対象は発音、イントネーション、アクセントです。試験の中では難易度が低いので、ウォーミングアップを兼ねて臨みましょう。

テスト対策には、音読はもちろんシャドーイングがおすすめです。

音読では、はっきり読む、強弱をつける、リエゾンなど英語特有の発音を再現することを意識してみましょう。

ただし、音読だけでは正しい音が分からないので、シャドーイングも並行して行うのが効果的です。

2:写真描写問題

写真を見て、その内容を説明する問題です。全1問で、準備時間が45秒、話す時間が45秒あります。

テストでは、写真の場所、写っている人が何をしているか、写真に写っているものと位置、屋外であれば天気などを簡単な表現で説明します。

チェック範囲は、音読問題のチェック対象に加え、文法の正確さや語彙力、内容の一貫性です。

効果的な練習は、簡単な文章をたくさん言えるようにすること。またいうべき内容をある程度決めておくのもおすすめです。

「いつ・どこで・誰が・何を・どうした」のひな型を作っておくと、試験時に焦らなくて済みます。

問題によっては平凡で、何を言うべきか迷うような写真もありますが、ひな形の中から言えることを選んでいけばよいので安心です。

3:応答問題

電話やインタビューなどを想定した質問に答えます。全3問で、質問の後に間を置かず回答します。応答時間は15秒、または30秒です。

チェック対象はこれまでの問題でチェックされた発音や文法などに加え、答えが妥当か、内容がしっかりと完成しているかです。

また以降の問題でも、これらの内容がチェック対象になります。

応答問題の効果的な対策は、簡潔な答えをストックしておくこと。質問は好きな食べ物や日ごろの運動習慣など、シンプルなものがほとんどです。

答えも複雑にする必要はなく、シンプルに正しく応答できれば点数になります。

4:提示された情報に基づく応答問題

文章や資料を見て、質問に答える問題です。全3問あり、資料を見る時間が45秒、答える時間が15秒または30秒あります。

4では、資料読む速読力が重要です。質問はいたってシンプルで、答えは必ず資料の中に書いてあるため、まずは英語を落ち着いて読めるようにトレーニングしましょう。

5:解決策を提案する問題

トラブルや会議などの内容を聞き、問題の解決策を提案します。全1問で、準備時間が45秒、答える時間が60秒です。

5はリスニング力がカギになります。リスニングやシャドーイングで、問題を正しく聞き取れるように練習しましょう。

応答の対策では、テンプレを覚えるのがおすすめです。

自分が会社の同僚や、カスタマーセンターのクレーム対応係になっているつもりで、下記の流れの文章を作ります。

  • 名前を名乗る
  • 問題の要約(クレームの場合は謝罪も)
  • 解決策を提示
  • 締めのあいさつ(再度の謝罪や、メッセージがある場合の連絡方法など)

6:意見を述べる問題

6ではあるテーマが与えられ、それについて自分の意見を言います。全1問で、準備時間が30秒、答える時間が60秒です。

こちらの問題も、テンプレを覚えるのがコツです。論理性が大切なので、以下の流れで自分の考えを伝えましょう。

  • 自分の意見
  • 自分の意見に対する根拠や理由を2~3
  • 結論(自分の意見を再度言う)

スピーキングテスト対策のポイント

テスト対策では、問題に慣れることが重要です。

過去問や練習問題を何度も解いて、傾向を覚えましょう。問題に慣れていると、当日の心の余裕につながります。

また模擬試験も行いましょう。模擬試験では自分の弱点を把握できるため、集中して勉強すべき場所が分かります。

また集中力を切らさない訓練にもなります。

スピーキングは要点を絞ることと繰り返しが高得点への近道

スピーキングテストの対策は、とにかくポイントをおさえて繰り返すことが大切です。

シミュレーションをすることで、言葉の反射神経が鍛えられるほか、問題に冷静に回答できるようになります。

ぜひ上記を参考に、高得点をマークしてください!