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ENGLISH LAB.代表の糸賀です。

中高一貫校に通っているものの、英語の成績が良くない。

それでも大学受験、特に現役で難関大を目指せるのか。

これは、多くのご家庭が抱える不安です。

結論から言えば、間に合う可能性は十分にあります。

ただし、それは「いつ始めるか」と「本人の姿勢」に大きく左右されます。

この記事では、中高一貫校で英語が崩れた場合に、大学受験に間に合わせるための現実的な時間軸を整理します。

まず確認すべきこと:本人に危機感があるか

大学受験は間に合う?中高一貫校で英語が崩れた場合の現実的な時間軸

大学受験は中学受験とは違います。

親御さんの管理だけでは回りません。

英語の立て直しは、

・塾に通う
・勉強時間を増やす
・やり方を変える

といった行動が必要になります。

しかし、本人が「このままではまずい」と思っていなければ、行動は続きません。

中高一貫校で大学受験を成功させるうえで、最初の分岐点はここです。

英語を放置したまま高2まで行くとどうなるか

大学受験は間に合う?中高一貫校で英語が崩れた場合の現実的な時間軸

今の英語力のまま高2まで進んだ場合、難関大はかなり厳しくなります。

理由は単純です。

大学受験における英語の比重は大きく、他科目で完全にカバーすることは基本的にできません。

ただし、厳しい中学受験を突破してきたのであれば、地頭はあります。

問題は能力ではなく、「残り時間」です。

英語は積み上げ科目。

基礎の欠落を埋め、その上に応用を積むには時間が必要です。

ケース1:中2から立て直した場合

大学受験は間に合う?中高一貫校で英語が崩れた場合の現実的な時間軸

中2で危機感を持ち、立て直しを始めたケースです。

この場合、大学受験に間に合う可能性は高いです。

やることは明確。

・単語
・熟語
・文法
・英文解釈

特に重要なのが英文解釈。

ここでは、「読める状態」を作ることが最優先です。

英検の級や学校順位に振り回される必要はありません。

中学段階では、受験対策よりも「基礎を完成させる」ことに集中します。

高1が最大の勝負どころ

中2から再生した場合、高1で基礎を受験仕様に変えていきます。

周囲がまだ本気になっていない時期に積み上げられるか。ここが大きな差になります。

ポテンシャルにもよりますが、中2から再生に取り組めば、高2の夏頃には、模試でそれなりに良い数字が出始めます。

そして、高2の終わりには、共通テスト同日模試で、十分に戦えるラインに近づくケースがあります。

生徒によっては、英語ですでにかなり優位に立っている子も出てくる段階です。

ここまで到達できれば、難関大は現実的な目標になります。

ケース2:高1から立て直した場合

大学受験は間に合う?中高一貫校で英語が崩れた場合の現実的な時間軸

実際には、こちらのほうがケースとしては多いです。

多くの人は、高校に入ってからようやく焦り始めます。

この段階では、中学英語がほぼ抜け落ちています。

・不定詞の理解が曖昧
・過去形と過去分詞が混乱
・単語が不足

これは珍しいことではありません。

進学校でも普通にあります。

高1は結果を追わない

やることは中2スタートと同じです。

・単語
・熟語
・文法
・英文解釈

いきなり長文演習をやるのは、まだ早い、というか絶対にやめた方がいいです。

基礎がない状態で長文を解いても、力はつきません。

高1は、ひたすら「土台作りの年」です。

高2は下積みの2年間

高1・高2は、結果が出にくい時期です。

模試で良い数字が出ないのは当然で、焦らず、基礎をやめないことが肝心です。

高2の夏にようやく“光”が見える。

ただしそれは劇的な変化ではなく、「絶望ではない」と確認できる程度の変化です。

高2の終わりで基礎が入り切っていれば、そこから本格的な受験対策へ移行できます。

高3でようやく本格的に受験対策

難関大、特に難関国公立を目指すなら、理想は高2終了時点で英語をほぼ仕上げておきたいところです。

ですが、高1スタートの場合は、正直ギリギリです。

高3では、

・長文演習
・英作文
・和文英訳

に入ります。

ただし、基礎を捨てて応用に走ると偏差値は落ちます。

最後まで基礎をやめない環境が必要です。

才能・方向性・学習時間

大学受験は間に合う?中高一貫校で英語が崩れた場合の現実的な時間軸

大学受験は公式ではありません。

  • 才能
  • 努力の方向性
  • 学習時間

この掛け算で決まります。

才能はコントロールできません。

しかし、

  • 努力の方向
  • 科目への向き合い方

は変えられます。

ここを変えられるかどうか、です。

実際にあったケース

大学受験は間に合う?中高一貫校で英語が崩れた場合の現実的な時間軸

高1から立て直しを始め、高1・高2で基礎を徹底し、難関国立大に進学したケースは実際にあります。

また、中学時代に学年下位からスタートし、高2で上位に近づき、共通テスト同日模試で、明らかに英語で優位に立っている点数まで伸ばす生徒もいました。

共通点は2つ。

・本人のやる気
・基礎の徹底

特別な裏技はありません。

まとめ:大学受験は準備の競争

中高一貫校で英語が崩れても、大学受験に間に合う可能性はあります。

ただし、

・いつ始めるか
・本人に危機感があるか

これがすべてです。

時間は巻き戻せませんが、今から積み上げることはできます。

動画で時間軸を確認したい方へ

文章よりも流れで理解したい方は、こちらの解説動画も参考にしてください。

中2スタートと高1スタートの違いを、時間軸で整理しています。

https://youtu.be/g3D17lxlhuU

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