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ENGLISH LAB.代表の糸賀です。

「英語の長文が読めない」

中学生や、その保護者の方で、こういった悩みは非常に多いと思います。

ですが実際には、長文が読めない原因は、長文そのものではありません。

多くの場合、原因はもっと手前にあります。

それは、

一文を正確に読めていないこと

です。

この記事では、短い英文を使って、

・英語の長文が読めない中学生に起きていること
・長文が読めるようになるために必要な力

について整理します。

文章よりも話の流れで理解したい方は、こちらの動画も参考にしてください。

中高一貫校|中学英語は“読めれば勝ち”

中学英語で最も重要な「英文を正確に読む力」について、実際の英文を使いながら解説しています。

英語の長文が読めない中学生の原因も説明しています。

英語の長文が読めない中学生に多い誤解

英語の長文が読めない中学生へ|原因は「単語」ではありません

英語の長文が読めない中学生の多くが、次のように考えています。

「単語が足りない」

もちろん語彙は重要です。

ですが、実際には単語をすべて知っていても読めないケースは非常に多い。

原因は別にあります。

それは、文の構造が取れていないことです。

一文の構造が曖昧なまま読むと、長文になった瞬間に崩れます。

長文は難しいから読めないのではありません。

一文が曖昧だから読めないのです。

英語の長文が読めない中学生の典型例

英語の長文が読めない中学生へ|原因は「単語」ではありません

次の英文を見てください。

Many students find the books used in this class useful.

中学3年生なら、すべて習っている単語と文法です。

ですが、この一文でつまずく生徒は少なくありません。

よくある誤読を見てみます。

まず多いのが、find を「見つける」と訳してしまうケースです。

確かに find には「見つける」という意味があります。

ですが、それは第3文型(SVO)の find です。

この文の find は第3文型ではありません。

文型が分かると英文は一瞬で読める

この英文の構造は次の通りです。

Many students (S)
find (V)
the books used in this class (O)
useful (C)

つまり、第5文型(SVOC)です。

ここでの find は、「O を C だと感じる」という意味になります。

したがって意味は、

「多くの生徒は、このクラスで使われている本が役に立つと感じている」

です。

単語はすべて知っていても、構造が分からなければ意味は取れません。

英語の長文が読めない中学生はここで崩れる

この一文にはもう一つポイントがあります。

used です。

find が動詞なのか、used が動詞なのか。

ここで迷う生徒は多い。

ですが、used の直後には目的語がありません。

もし used が動詞なら、必ず目的語が必要です。

したがって used は動詞ではありません。

books を修飾する「過去分詞」です。

この判断が瞬時にできるかどうか。

ここが大きな分かれ目です。

英語の長文は「一文の集合」

大学受験は間に合う?中高一貫校で英語が崩れた場合の現実的な時間軸

英語の長文が読めない中学生の多くは、「長いから読めない」と思っています。

ですが、実際には違います。

長文は、短い文の集合です。

一文ずつ正確に読めれば、長文も読めます。

逆に、一文が曖昧なままだと、長文になった瞬間に崩れます。

英語の長文が読めない中学生がやるべきこと

大学受験は間に合う?中高一貫校で英語が崩れた場合の現実的な時間軸

もしこの一文が瞬時に読めなかったとしても、能力の問題ではありません。

単に、進度が速いだけです。

やるべきことはシンプルです。

一文を正確に読む練習を積み重ねることです。

中学生の英語は、まず読めればOKです。

英検をいつまでに何級、という話ではありません。

まずは、正確に読めること。それがすべての土台になります。

大学受験の英語も、結局は長文読解が中心です。

長文は、一文の集合体です。

だからこそ、一文を正確に読む力が重要になります。

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