ENGLISH LAB.代表の糸賀です。
この記事の内容は、こちらの動画でも解説しています。
本記事は次のような方に向けて書いています。
・TOEICの勉強をこれから始める、または始めたばかりの方
・Part5の問題は正解できるけど、なんとなく解いている自覚がある方
・英文を「雰囲気」で読んでしまっている方
TOEIC Part5の問題、正解できたらそれで終わりにしていませんか。
正解で終わりにすべきではないと私は考えています。ぜひ本記事をご覧ください。
Part5は「正解できればOK」ではない

TOEIC Part5の勉強というと、多くの人が「とにかく正解を選べるようになること」だとイメージします。
問題集を何周もして、選択肢のパターンを覚えて、正解率を上げる。
TOEIC初心者の方の多くが、こういう勉強法を思い浮かべるのではないでしょうか。
ですが、正解できることと、英文を正確に読めることは、まったく別の話です。
私はTOEIC初心者の社会人の方を数多く指導してきましたが、「Part5は正解できるのに、Part7の長文になると急に読めなくなる」という生徒さんを、本当にたくさん見てきました。
原因は単純です。正解を選ぶ「勘」は身についていても、英文の構造を正確に読み取る力が身についていないからです。
TOEIC精読とは「品詞→構造→和訳」で英文を読み解くこと

TOEIC初心者の方にまず身につけていただきたいのは、正解を当てるテクニックではなく、英文を正確に読み解く力です。
いわば「TOEIC精読」のようなものです。
TOEIC精読の手順はシンプルです。
- 品詞を確認する
- 文の構造(句・文型)を確認する
- 和訳する
この順番を絶対に飛ばさないでください。
例えば、次のようなPart5の問題があったとします。
The report ( submitted ) by the marketing team contains detailed information about customer preferences.
正解はsubmittedですが、この記事の目的は正解を当てることではありません。
この英文を、品詞→構造→和訳の順で、正確に読み切ることが目的です。
まず品詞です。reportは名詞、containsは動詞です。
ポイントはsubmittedです。これは動詞ではありません。過去分詞です。
なぜなら、もしsubmittedが動詞なら、直後に目的語となる名詞が来るはずだからです。
ところが、ここに続くのは前置詞のbyです。ですので、動詞ではなく分詞だと判断できます。
分詞は、名詞を後ろから説明する形容詞の役割を持ちます。
ここでは、submitted by the marketing teamというかたまりが、前の名詞reportを説明しています。
品詞が確認できたら、次は構造です。
The report(S) (submitted by the marketing team)
contains(V)
detailed information(O) (about customer preferences)
主語Sは名詞のThe report、動詞Vはcontains、目的語Oは名詞のinformation。SVOの文型です。
構造が決まれば、和訳は作業になります。
主語には「は」か「が」、動詞は最後に、目的語には「を」か「に」をつける。このルールだけで、次のように訳せます。
「マーケティングチームによって提出されたその報告書は、顧客の好みに関する詳しい情報を含んでいます。」
雰囲気で訳さない。妥協せずに訳し切る。
これができて初めて、1文を正確に読めたと言えます。
TOEIC精読の力は、単語や文法と同じくらい大事です

英文が読めない原因は、語彙不足でもセンスの問題でもありません。
品詞と文型という構造をきちんと見る力、つまりTOEIC精読ができていないだけです。
単語や文法の知識をどれだけ増やしても、TOEIC精読ができなければ、英文はいつまでも「雰囲気読み」から抜け出せません。
TOEIC初心者のうちから、正解を当てることよりも、1文を正確に読み切る練習を積み重ねてください。
地味な作業ですが、これを続けた人から、確実に英文が速く正確に読めるようになっていきます。
このシリーズでは、TOEIC Part5からPart7の模擬問題を使って、TOEIC精読(品詞→構造→和訳)のトレーニングを続けていきます。
次回もぜひご覧ください。
この解説の元になっている動画はこちらです。
次回もぜひご覧ください。






