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ENGLISH LAB.代表の糸賀です。

この記事の内容は、こちらの動画でも解説しています。

ENGLISH LAB.代表の糸賀です。

スピーキングの練習で、多くの方がつまずくポイントがあります。

「言いたいことはあるのに、英語で言おうとすると単語が出てこない」という感覚です。

本記事は次のような方に向けて書いています。

・英語を話そうとすると単語が出てこない方
・TOEICは勉強しているが、話す・書く練習はしていない方
・中学英語を実際のコミュニケーションで使えるようになりたい方

もし、あなたが英語で誰かと話していて、「彼の努力が、昇進という形で報われた。」と伝えたいとします。

英語で何と言いますか。

「難しい単語を知らないと話せない」は思い込み

TOEIC初心者スピーキング ネイティブなら、おそらくこう言います。

His hard work paid off, and he got promoted.

pay offは「努力が報われる」という意味で、ネイティブがとてもよく使う表現です。

でも、この表現、パッと出てきましたか。出てこなかったとしても、安心してください。

私は多くの社会人の方々と一緒に勉強してきましたが、「pay off」のような自然な表現を知らないせいで、一言も話せなくなってしまう方を、たくさん見てきました。

原因は単語力の不足ではありません。

「この日本語には、この英語」という一対一の対訳を探しにいってしまうからです。

英語の「正解」は一つではありません

TOEIC初心者スピーキング

学校の和文英訳問題で、「この日本語には、この英語」と覚えてきた人が多いと思います。

ですが、実際の英語は違います。1つの内容を伝える方法は、いくつもあります。

「報われた」という表現にこだわって完ぺきな対訳を探し、結局何も言えなくなるより、多少ニュアンスが変わっても、8割方伝えられれば、それでノンネイティブとしては100点です。

中学英語の動詞だけで、ここまで言い換えられます

TOEIC初心者スピーキング

一番シンプルな形はこうです。

He got a promotion because he worked hard.

「彼の努力が、昇進という形で報われた。」を、「彼は一生懸命働いたので、昇進した。」と解釈しています。

「報われた」というニュアンスは薄れますが、伝えたい内容の8割はこれで伝わります。

少し形を変えると、こうも言えます。

He got a promotion because of his hard work.

becauseの後ろは文、because ofの後ろは名詞です。接続詞と前置詞を変えただけです。

「努力が、彼に昇進を与えた。」と考えれば、giveでも言えます。

His hard work gave him a promotion.

誰でも知っている基本動詞です。

helpを使って、同じ内容を再現することもできます。

His hard work helped him get a promotion.

二文に分けても大丈夫です。

He worked very hard. That's why he got a promotion.

ここまで使った動詞は、work / get / give / helpという、全部中学で習う基本動詞です。

これだけで、同じ内容を何通りにも表現できました。

中学英語の動詞だけで、ここまで言い換えられます

TOEIC初心者スピーキング

「報われた」の対訳を探して一言も出てこずフリーズするより、知っている英語を駆使して、伝えたい内容の8割を伝えられれば100点です。pay offで止まらず、知っている英語でなんとか伝えきる。

英語が話せる人は、難しい単語をたくさん知っている人ではありません。

自分が知っている英語を柔軟に組み合わせて、言いたいことを伝えられる人です。

もちろん、pay offのようなネイティブらしい表現を知っていることも、とても大切です。

ですが、ノンネイティブが、ネイティブと同じだけの表現を全部知っている必要はありません。

分からない単語で止まらず、知っている英語で、なんとか最後まで伝えきる。

その力を実際に使ってみる。その繰り返しが、本当に使える英語につながります。

この記事の内容は、こちらの動画でも解説しています。

次回もぜひご覧ください。