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ENGLISH LAB.代表の糸賀です。

今回は、VERSANTのスコアアップ事例をご紹介します。

こちらの生徒さんは、ENGLISH LAB.での受講開始後1か月半で、46点から55点までスコアアップしました。

スピーキングテストVERSANTで、これだけ短い時間での9点スコアアップは簡単なことではありません。

どのような生徒さんだったのか、なぜスコアアップしたのかを本記事ではご紹介します。

わずか45日の時間でVERSANT46点→55点にスコアアップ

VERSANTスコアアップ46点→55点、かかった時間は1か月半の受講生事例紹介記事です。

まず、どのような生徒さんであったかをご紹介します。

VERSANT46点→55点にスコアアップ
  • TOEIC900点台
  • VERSANT初回スコア46点(受講前)
  • VERSANT2回目スコア55点(受講開始45日後)
  • 留学など海外での長期滞在経験なし
  • 学習時間は1日1時間未満
  • 1日の学習時間は短いものの、毎日学習を継続
  • 将来的に転職を考えており英語を学習中
  • 基礎的な語彙力・文法知識は非常に強固

TOEICが900点台で、語彙力や文法知識がとてもしっかりしていたという点が、今回のスコアアップ最大のポイントだと考えています。

たとえ1日の学習時間が1時間に満たなくても、毎日継続したことも、もちろん大きな要因です。

差し迫ってVERSANTの点数を上げたいという方ではありませんでしたが、わずか1か月半でVERSANT9点アップ

それも短期間でのスコアアップは、ご本人にとっても自信になったようで、喜ばしい結果でした。

誰もがこんなに簡単にスコアアップする訳ではなく、少し出来すぎだと思います。

ただ、私はこの生徒さんと初めて話した時点で、「VERSANT、絶対上がるな」と確信していました。

なぜ、短い時間でのVERSANTスコアアップを実現できたのでしょうか。

(ちなみにですが、VERSANTのレベル感がわからないという方は、こちらの記事をぜひ参考になさってください)

なぜわずかな時間でVERSANTスコアアップが実現できたのか

VERSANTスコアアップ46点→55点、かかった時間は1か月半の受講生事例紹介記事です。

今回のスコアアップ最大の要因は、この生徒さんが優れた英文読解力をお持ちだったことにあると、私は考えています。

読解力は目の前で英文を読解してもらえば、どのくらいのレベルかはわかります。

「読解力とスピーキングと何の関係があるのか」と思う方もいるかもしれません。

ですが、間違いなく両者は関係があります。読解力を基礎にして、スピーキング力は伸びていきます。

読解力が優れていると、リスニングも上がりやすく、ライティングも上がりやすく、スピーキングも上がりやすい。

そういった傾向があるのは間違いありません。

読解力がスピーキング強化のベースになる

逆に、リスニングだけが優れていて読解が弱い場合、スピーキング力を上げるのは難しく必ずどこかで限界が訪れます。

丁寧に積み上げてきた語彙力と文法知識をベースにした優れた読解力こそ、英語力の根本です。

これは英語に限らず、どの言語でも共通でしょう。

私自身3つの外国語を勉強しましたが、「読解力が基礎」は、言うまでもない常識だと考えています。

こちらの生徒さんも、英語の勉強は、大学受験と大学時代に頑張ったそうです。

今回、55点までスコアアップしたのは、その時に鍛え上げた読解力のおかげでしょう。

VERSANT46点から64点にアップした生徒さんや、短期間で15点アップした生徒さんの記事も、ぜひ参考になさってください。

スコアアップする皆さんに共通しているのが、高い読解力です。

大学受験などで地道に蓄積してきた語彙・文法知識は武器になる

「大学受験英語は役に立たない」と思う人もいるかもしれません。

ですが、大学受験で鍛え上げた語彙や文法の知識は、間違いなく役立ちます。

特に、難関国公立大や難関私大は、読解力が優れていなければ合格できません。

私は大学受験生も教えているので、よくわかります。

単に頭が良いからだけでなく、必死になって身につけた高い読解力は貴重です。

たとえ現時点で英語が苦手でも、本腰を入れて勉強すれば、TOEICなら900点以上は取れますし、スピーキングも比較的伸びやすい傾向にあります(発音は除きます)。

VERSANTの点数が上がっただけ、英語の勉強は続く

VERSANTスコアアップ46点→55点、かかった時間は1か月半の受講生事例紹介記事です。

誤解が生じないように書いておくと、「VERSANTの点数が伸びた=英語の勉強がもう必要ない」ではないということです。

英語を仕事で使っていたり、生涯使っていく必要がある立場の人は、基本的には英語学習に終わりはないと覚悟したほうが良いです。

英語が必要ないなら、英語の勉強はやめたほうがいい

英語学習は他の学習に比べ、異常なほどコスパが悪く、簡単ではありません。

TOEIC900点くらいなら比較的簡単に到達します。ですが、TOEIC900など基礎力の証明程度です。

むしろTOEIC900点や英検1級合格からが、本当の意味での英語学習スタートになります。ここからは終わりが見えず、苦しいものです。

この苦しさに耐えられるのは、「仕事上、やはり英語は必要」など、差し迫った必要性がある人だけです。

ですので、仕事など特に必要性があるわけではないのに、お金をかけて英語を勉強することはお勧めしません。

繰り返しになりますが、英語学習はコスパが異常なほど悪いのでやめたほうが良いと思います。

必要がないのであれば、英語など一生できなくても全く構いません。

本当に必要な人だけが、学べば良いのだと思います。

今からネイティブになれる訳はないけれど、この学習法は有効

日本生まれ日本育ち、英語圏での長期滞在経験はゼロの場合、これからいくら国内で勉強しても、ネイティブのようにはなれません。

凄まじい語学の才能があっても、無理でしょう。

ですが、国内で悪戦苦闘しつつも、何とか仕事をする上で必要な英語力、スピーキング力を身につけることが目標であれば、この学習法は大いに役に立つと、今回改めて感じました。

そういった方のスピーキング強化のお役に立てれば、と思っています。