ENGLISH LAB.代表の糸賀です。
「現在TOEICは600点台。800点以上のスコアが欲しいけど、どんな勉強をすればいいのか」
そんな悩みはありませんか?
この記事ではTOEIC600点を800点台に伸ばす勉強法とおすすめ教材をご紹介します。
目次
短期間でTOEIC600点から800点へのアップは十分可能
TOEIC600点台をすでに持っていて、高校卒業レベルの語彙・文法知識を持っている方であれば、独学でもTOEIC800点超えは十分可能です。
800点台を取るために英語スクールに通うのも1つの方法ですが、費用もかかるので、まずは独学でチャレンジすることをお勧めします。
800点取得までに必要な勉強時間・期間はどのくらい?
TOEIC600点から独学で勉強し、800点を超えることは可能です。しかし、決して楽ではありません。3ヶ月はかかると考えておきましょう。
そして「1日どのくらい勉強すればいいのか」ですが、1日2, 3時間、週14~21時間は確保したいところです。
実際私自身もマンツーマンのトレーナーとして生徒さんのTOEICスコアアップを見てきましたが、このくらいの学習時間・期間が妥当です。
800点を超えるためのおすすめ教材と勉強法
独学におすすめの教材は以下の通りです。
- TOEIC公式問題集(1冊)
- 単語:キクタン600, 800, 990
- リスニング(Part3&4):TOEIC® L&Rテスト Part3&4 鬼の変速リスニング 1
- 文法・語彙問題(Part5&6):極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L&R TEST
- 長文問題(Part7):TOEIC® L&R TEST 990点獲得 最強Part7模試
まずは公式問題集を解いてみる
本格的な学習に入る前にまずは自分の現在地を知っておきましょう。本番と全く同じように、マークシートを使って時間を測り、TOEIC公式問題集のリスニング・リーディングを1つずつ解いてみます。
そして答え合わせを終えたらPart1~7までのセクションごとに「〇問中△問」のような記録メモを必ず残しておきます。
正答率が低いのがどのPartなのか、自分の弱点を認識しておきましょう。
各パートごとに学習を進める
公式問題集を解いて現在地を把握した後は、各パートの対策のための学習を行います。
単語・熟語
キクタン600, 800, 990の3冊に収録されている単語・熟語はマスターしておく必要があります。1冊に収録されているのは1120語、3冊合計だと3360語になります。
リスニングやリーディングのスコアアップに語彙力強化は必須です。1週間に300~500語ペースで単語を覚えていきましょう。
リスニング(Part3&4)
Part3・4のリスニング問題対策には、TOEIC® L&Rテスト Part3&4 鬼の変速リスニング 1 がおすすめです。
Part3・4に特化した問題集で、通常のスピードよりも速い速度(1.5倍・2倍・2.5倍)の音声がついているのが大きな特徴です。この教材で1.5倍速に慣れておけば、等倍速のリスニングが遅く感じます。
Part3&4の勉強法
この問題集に収録されている音源を使って、3ヶ月間シャドーイングを続ければリスニングは高い確率でスコアアップするはずです。
文法・語彙問題(Part5&6)
文法・語彙問題は 極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L&R TEST がおすすめです。
以前は文法問題対策は TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 が良いと思っていましたが、今はこちらの方がおすすめです。
1158問と問題数も十分で1問ずつ丁寧に解説がついています。でる1000問より優れているのは以下の2点です。
- 短文穴埋め問題(Part5)だけでなく長文穴埋め問題(Part)6対策もできる
- 文法項目別の解説がわかりやすい
特に2が秀逸です。単にTOEIC対策にとどまらず800点を超えた後にも役立つ知識が、とてもコンパクトにわかりやすく収録されています。
Part5&6の勉強法
現在出版されているTOEICの文法語彙関連本の中では私が知る限り最良の教材です。
文法・語彙問題は、この1冊以外には取り組む必要はないので、この本を最低3周、できれば3ヶ月で5周すれば文法・語彙問題は十分に強化されます。
長文問題(Part7)
Part7の長文が苦手という方は多いと思います。単なるテクニックではなく精読と速読の実力をつけるには、TOEIC® L&R TEST 990点獲得 最強Part7模試 がおすすめです。
1日1題または2題の長文問題に取り組み、2ヶ月で完成するよう設計されています。Partは必ず答えの根拠が文章の中に記されています。こちらの教材であれば、根拠がわかりやすく明示されています。なぜその選択肢が正確なのかを意識しながら問題をこなしていきましょう。
Part7の勉強法
「解いて正解・不正解を見て終わり」ではなく、その後に何度も音読しましょう。音読することで文法・語彙力も強化され、それがリスニング力のアップにつながり、総合的な英語力の強化につながります。
最後に公式問題集を解く
3ヶ月の最後に公式問題集のテスト2を解いてみましょう。一番最初に解いた時と同じように本番と全く同じようにマークシートを使い、時間を測って解きます。問題に慣れる、流れをつかむという意味でも公式問題集を解くことは重要です。
同じテストでも結構ですので、実際にTOEICを受験する前に、あと2, 3回解いてみてください。
まとめ
TOEICで600点を持っている人が「800点以上を取る」という目標であれば、ここに書いた勉強法を実践すれば、3ヶ月前後で実現できます。
私自身、実際にそういった方々を見てきました。社会人の方ですと学習時間の確保が難しいと思いますが、そこさえ乗り越えれば、TOEIC800点は独学でも到達可能な目標です。
ぜひこの学習法を実践してみてください!