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関係副詞whereは英会話頻出。その先行詞には場所だけでなく場所以外を表すものも使えます。

例文とともに関係副詞whereの使い方を確認しておきましょう。

関係副詞whereの先行詞は"場所以外"でもOK

関係副詞whereの使い方と例文 - 先行詞は「場所以外」でもOKです。

学校や受験勉強で覚える英文法のうち実際の会話でよく使われるものとそうでないものがありますが、関係副詞whereはネイティブの会話にも頻繁に登場します。

関係副詞whereは「場所」を表す先行詞を伴うと教えられてきた方が多いかと思います。

しかし、場所以外の先行詞を伴うwhereも非常によく使われるので注意が必要です。

例文とともに見ていきましょう。

関係副詞where "場所以外の先行詞" の例文

関係副詞whereと相性のいい場所以外の先行詞としては、situation, case, stage, system, conditonなど状況・場合・局面・段階・時代を表す名詞が挙げられます。

このように関係副詞whereと相性がいい先行詞は存在しますが、「前置詞+which」に言い換えができるものであれば、状況・場合・局面・段階・時代以外の先行詞であっても原則として関係副詞に書き換え可能です。

関係副詞whereとは「前置詞+関係代名詞which」を1語で表現したものであることを理解していれば、先行詞にどのようなものを置けるのかが自ずとわかってきます。

具体的にはどういうことか、著名人のインタビューから例文を抽出して考えていきましょう。

マーク・ザッカーバーグ(Facebook CEO)

まずは場所を表す先行詞です。

We have to build a world where people can come together to take on these big, meaningful efforts.
(僕らは築かなくてはならないんです、みんなで協力し合って、そういった大きな、有意義な活動に取り組めるような世界を)

先行詞worldを2回使い、2つの文で書くと次のようになります。
  • We have to build a world.
  • People can come together to take on these big, meaningful efforts in the world.

この例文の関係副詞whereは「前置詞in+関係代名詞which」に書き換えることができます。

場所が先行詞だから関係副詞whereなのではなく、「前置詞+関係代名詞」の構造を内在しているから関係副詞に書き換えることができるというのが理解の順序としては正確です。

ウォーレン・バフェット(投資家)

続いての先行詞はeconomyです。

Now, we're in an economy where specialized talents bring incredible sums and where, if you really don’t fit well into the market system, you are left behind.
(現在、私たちが身を置く経済制度では、専門的な能力を持った人が途方もない額の金を稼ぎます。この市場システムにうまく適応できないと、取り残されるのです)

こちらも先行詞economyを2回使い、2つの文で書くと次のようになります。
  • Now, we're in an economy.
  • Specialized talents bring incredible sums and if you really don’t fit well into the market system, you are left behind in the economy.
economyは場所を表す名詞というわけではありませんが、「前置詞+which」の構造を内在している(書き換えができる)ので、このように関係副詞whereの先行詞として用いることができます。

リンダ・グラットン(経済学者)

関係副詞whereと相性が良い、場所以外の先行詞situationを使った例文です。先行詞situation+関係副詞where SVは頻出です。

I would not like to be in a situation where I am the only person earning money in my family.
(私なら家族の中で自分が唯一の稼ぎ手というような状況には陥りたくないですね)

先行詞situationを2回使い、2つの文で書くと次のようになります。
  • I would not like to be in a situation.
  • I am the only person earning money in my family in the situation.

2つの文を関係副詞ではなく関係代名詞でつなぐ場合、次のような文章になります。

  • I would not like to be in a situation in which I am the only person earning money in my family.

situationは場所ではありませんが、「in+which」に書き換えができるので関係副詞whereの先行詞として使用可能です。

マーティン・フォード(起業家)

「前置詞+which」の構造を持つものであれば関係副詞を用いることができることがよくわかる例文です。先行詞は場所でも状況でもない、jobです。

You can come up with a long list of professions that are being impacted - everything from law to journalism, to any kind of analytical job where you're sitting in front of a computer doing the same kind of report or analysis again and again.
(影響を受ける職業がいくつも思い浮かびます——法律からジャーナリズム、コンピュータの前に座って、同じようなレポートや分析を繰り返し何度も行うような、あらゆる分析的な仕事まで)

なぜjobの後ろに関係副詞whereを取ることができるのでしょうか。先行詞jobを2回使い、2つの文で書くと次のようになります。
  • You can come up with a long list of professions that are being impacted - everything from law to journalism, to any kind of analytical job.
  • You're sitting in front of a computer doing the same kind of report or analysis again and again in the job.

このように書くと「前置詞+関係代名詞」の構造を内在していることがわかります。

関係副詞とは「前置詞+which」を1語にしたものであり、この例文でも関係副詞whereをin whichに書き換えることができます。

「場所が先行詞だから関係副詞where」は不正確

ここまで見てきたように、「前置詞+関係代名詞」を1語にしたものが関係副詞と考えて支障ありません。

場所が先行詞だから関係副詞whereを使うのではなく、「前置詞+関係代名詞」の構造を内在しているから関係副詞に書き換えることができる、ことになります。ですので、場所以外を表す語も先行詞にすることが可能です。

この理解をベースにし、そのうえで場所を表す語が先行詞ならwhere、時が先行詞ならwhen、理由を表す語が先行詞ならwhyを使うという分類をするのが正しい理解の順序となります。

この記事では関係副詞whereの用法について確認してきました。「あまり知られていない英会話頻出表現」に関する記事はこちらもぜひご覧ください。