ENGLISH LAB.代表の糸賀です。
手軽に受けられるスピーキングテストとして認知されつつあるVERSANT(ヴァーサント)。
TOEICや英検のように履歴書に書くべきVERSANTの点数は何点からなのでしょうか?
本記事では就職または転職先に評価されるVERSANTスコアをご紹介します。
目次
外資系企業などでは既に採用に使われているVERSANT
英語スピーキング強化スクール、ENGLISH LAB.代表の糸賀です。
これまで多くの受講生の方々と接してきましたが、最近になって希望の転職先にVERSANTスコアの提出を求められる方が増えてきました。
特に外資系企業への転職の際には、英語力の指標としてVERSANTが使われることが多くなっていると感じます。
しかし、VERSANTはまだそこまでメジャーなテストではありません。
そのため「社会的に評価されるスコア」に対する認識が共有されているとは言いがたいのが現状です
このような状況では、転職する側(VERSANTスコアを提出する側)には「何点なら転職先に評価されるのか?」という不安が残ります。
そこで今回は、履歴書に堂々と書くべきVERSANTスコアは何点なのか、何点なら企業側に評価されるのかという点について、実際に数多くの生徒さんのVERSANTスコアを見てきた経験からご紹介します。
あくまで私見ですが、実際の経験をもとに書いていますので、ぜひ参考にしてください。
50点以上なら履歴書に書いても転職先に評価される可能性大
当然ながら、どの程度の英語力を求められるのかは転職先での業務や企業によって異なり、それによって求められるVERSANTスコアも変わってきます。
一口に「外資系企業」といっても、業務ごとにどのような英語力が求められるか(スピーキングなのかライティングなのか等)や英語の使用頻度なども異なります。
そのため、ここでは毎日のように英語でミーティングが行われたり、クライアントと英語でやり取りしなければならない業務であることを前提に話を進めていきます。
毎日のように英語でのミーティングやクライアントとの折衝を伴う業務の場合、厳しい言い方で恐縮なのですが、率直に申し上げて45点未満だと業務遂行自体が困難になるはずです。
45点未満の場合、英語ができる同僚からのサポートが不可欠になるでしょう。
そのため、最低でも50点は欲しいところです。
実際、転職希望者に対しVERSANTスコアを要求している某外資系コンサルティングファームが、VERSANTスコアの最低ラインを40点台後半に設定しているという話を複数の生徒さんから聞いたことがあります。
また、VERSANT公式サイトにもグローバルビジネスに従事する場合には47点以上を目指そうと明記されています。
ですので、TOEICスコアなどと並べて履歴書に記載する場合「50点以上」が1つの目安になると考えて頂いて結構だと思います。
転職先の企業もそのように考えているはずです。
VERSANT55点以上なら絶対に履歴書に記載して転職先にアピール!
50点はあくまで最低値であり、英語を使って日々やり取りをする業務の場合はギリギリの数値です。
中長期的には55点以上の取得を目指しましょう。
55点以上あれば履歴書に堂々と記載すべきです。転職先が外資系企業であっても間違いなく評価されます。
個人的には、VERSANT55点以上はTOEIC990点より価値のある数字だと思います。
60点以上ならよりいっそう素晴らしく、TOEICのハイスコアと合わせて履歴書に記載すれば、確実に英語力のアピールになります。
そもそも、VERSANT60点以上は、存在自体が日本では希少です。
たとえ長期留学経験者であっても、VERSANT初受験で60点以上を取れる人は多くないどころか、日本では少数派でしょう。
まとめ
まとめると次のようになります。
- 履歴書に記載すべきVERSANTスコアは50点以上
- 55点以上は堂々と記載すべき
- VERSANT55点はTOEIC990点より価値がある
- 60点以上では日本では希少な存在
VERSANTは、体系化されたスピーキングのトレーニングを継続すれば点数が上がっていく、比較的フェアなテストです。
ENGLISH LAB.のスピーキングコースの受講生で、留学経験なしで46点から64点にアップした方や、1か月半で46点から55点にアップした方の記事をぜひご覧ください。
VERSANTのスコア目安については、こちらの記事をぜひご覧ください。
VERSANTを受験し、転職先にスコアをアピールしたい場合、まずは50点以上、中長期的には55点以上、可能なら60点以上を目指しましょう。