ENGLISH LAB.代表の糸賀です。
大学受験の英語外部検定利用入試で存在感を増しつつあるTEAP(ティープ)。
まだ歴史が浅いため、TEAPの名前は知っていても、試験内容や対策方法まではよく知られていません。
私は、現役の大学受験生向けにTEAP対策も行っています。
本記事では、TEAPのリスニング対策についてご紹介します。
リスニング強化法やおすすめ問題集などについてもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
目次
TEAPリスニング対策は「シャドーイング」
TEAPのリスニング対策は、シャドーイングがお勧めです。「シャドーイング一択」と言って良いでしょう。
リスニング対策の使用教材ですが、こちらは、旺文社のTEAP実践問題集などを使います。
本記事の下部でご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ですので、結論としては、TEAPリスニング対策は「TEAP実践問題集をシャドーイング」が王道です。
対策や問題集は以上なのですが、TEAPリスニングで高得点を取るために、「英語の受験勉強をいつから始めるべきか」、そして「どのくらいの期間、TEAPリスニング対策を行うべきか」という問題があります。
この2点について考えていきましょう。
TEAPで高得点を取るには「英語の受験勉強」を早期にスタートすべき
後述しますが、TEAPリスニング対策は、高2の秋から始めるべきです。
TEAPリスニング対策の前提として、英語の受験勉強は、高校2年生の始めから本格的に勉強を開始することを強くおすすめします。
一般的な受験生のように、高2の終わりに受験勉強を開始し、高3の1月や2月に英語力がピークに達するような学習計画は良くないということです。
高得点を取るチャンスを増やす
TEAPは1年のうち、7月・9月・11月の年3回実施(CBTを除く)され、有効期間は2年間。
TEAPで高得点を取る基礎力がつくまでには、どうしても時間がかかります。最低1年ほどは必要です。
高校2年生の1月頃から勉強を開始しても、高3の7月や9月のTEAPに間に合いません。
ですので、高校3年生の最初のTEAP(7月)で高得点を取れるよう、英語に関しては、高2の最初から受験生モードで英語を頑張っておくべきです。
そうすれば、高3の5月頃にはある程度ハイレベルな英語力がついており、TEAPも高3の7月実施分から本気でハイスコアを狙いにいけるレベルに到達する可能性がグッと高まります。
TEAPリスニング対策はいつ始めるべきか
リスニングに関しては、半年間かけて対策すると考えておいたほうが良いでしょう。
TEAPリスニングの問題自体は、英検準1級のリスニングほど難しいわけではありません。
とはいえ、高2から大学受験に向けた英語の勉強をスタートしたのであれば、高2の秋頃にはTEAPリスニング対策を開始すべきです。
TEAPのリスニング対策ですと、実際にはそこまで時間がかからない子のほうが多いですが、そのくらい慎重になって、余裕をもって対策しましょう。
TEAPリスニングの難易度に関しては、こちらの記事をご覧ください。
シャドーイングのコツ
シャドーイングのやり方、手順を簡単にご紹介します。
- 音声を流して本番さながらに問題を解いてみる
- 解答を見て、答え合わせをする(間違っていても落ち込まない)
- 音声のスクリプト(英文)を見る
- 和訳と照らし合わせながら、英文スクリプトの文構造を確認・把握する(読解)
- 読解が終わったら、同じ音声を流し、シャドーイングする
シャドーイングは、例えば、”I bought a new car last week”という音声が聞こえたら、同じように自分も”I bought a new car last week”と発声します。
文字通り影のように音声を追いかけて発声する練習です。
より詳しいやり方を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
TEAPリスニング対策おすすめ問題集
どの問題集の音声を使ってシャドーイングをすべきかについてです。
TEAPは歴史が浅く、対策本なども少ないので、教材の選定で迷うことは少ないでしょう。
こちらの3冊くらいしか「対策本」と呼べるものがないのが現状です。
おすすめ問題集は、やはり旺文社のものです。
リスニング対策として1冊買うなら、一番上の「TEAP技能別問題集リーディング/リスニング」がおすすめです。
これ一冊を完ぺきにやりこめば、TEAPリスニング対策は、ひとまず大丈夫だと言えます。
1人で上手く対策できなければすぐに塾に頼るべき
TEAPのリスニング対策は、まずは1人でやってみるべきです。
「シャドーイングのやり方はわかるものの、本当にこれで合っているのか自信がない」といった場合には、塾に頼るべきだと思います。
すでに塾に通っているのであれば、塾の先生に進捗管理をしてもらいましょう(可能ならば、です)。
通っていないのであれば、TEAP対策をしっかり行ってくれる塾に通うべきです。
ENGLISH LAB.でもTEAPリスニング対策には自信がありますので、ぜひご連絡ください。
TEAPは、知名度こそまだまだですが、大いに活用のしがいがある英語外部試験です。
ぜひとも早めに対策を始めて、ハイスコアを狙っていきましょう。
まとめ
TEAPリスニング対策、まとめです。
- TEAPリスニング対策は「シャドーイング」
- 問題集は旺文社の「TEAP技能別問題集リーディング/リスニング」など
- 高2の秋頃にTEAPリスニング対策を開始すべき
- その前提として英語の受験勉強は高2の初めに開始する
ENGLISH LAB.では、TEAPに限らず大学受験対策について、いつでもご相談を受け付けています。
英語外部検定というと、英検に目がいきがちですが、TEAPも利用価値の高い試験です。
そして、内容的にもマニアックな受験英語とは異なり、実用性の高い良質な試験です。
TEAPが必要な人は、ぜひ早めに対策を始めましょう。