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青山学院大学経済学部の英語はどんな問題がでるのか?

2020年・2021年の英語の入試過去問を解いてみました。

本記事では、問題の傾向や難易度などご紹介します。

【青学 経済学部の英語】 2021年・2020年一般入試の過去問を解いてみた

青学経済学部の英語の入試過去問を解いてみました。傾向や難易度などをご紹介します。

過去問シリーズ第2弾は、青山学院大学経済学部です。

青山学院大学経済学部の英語は、試験時間90分です。

実際に赤本を使って2020年と2021年の英語過去問を改めて解いてみました。

以下、その結果です。

年度 正答数 / 問題数 かかった時間 / 制限時間
2021年 56問 / 56問 41分36秒 / 90分
2020年 56問 / 56問 43分26秒 / 90分

難易度は高くなく、一般入試の英語は受験生にとっても簡単な部類に入るでしょう。

2020年と2021年の英語の入試問題は、早慶などと比べると格段に簡単で、選択肢が紛らわしい問題もほぼ皆無でした。

とはいえ問題が簡単だから合格しやすいというわけでは決してありません。ここはご注意ください。

後述しますが、格最低点はとても高いです。

青山学院大学経済学部の英語の出題形式や傾向、注意点などを見ていきましょう。

英語の配点・試験時間・傾向・難易度

青学経済、一般入試(個別A・B方式)英語科目の基本情報です。

青学経済学部 英語科目の基本情報
  • 試験時間90分
  • 150点満点
  • マークシートと記述式の併用
  • 記述は英文和訳などがあるものの分量はごくわずか
  • 長文問題と呼べるものは大問1つのみ(2019年は長文問題が大問2つ出題)
  • 2020年と2021年は少し長めの会話文が出題された
  • 同音異綴語の語彙問題は毎年出ている
  • 複雑な構造の文章は皆無と言っていい(受験生にとっても)
  • 2019年は英作文が1問だけ出題されたが2020年と21年は出題されず

青山学院大学経済学部の一般入試は、2021年からA方式が語・地歴公民(日本史、世界史、政治・経済から1科目選択)、B方式が英語・数学という構成です。A方式・B方式どちらも2科目、計250点満点です。

そのうち英語が150点満点、もう1科目が100点満点です。

試験時間に余裕があり難易度は高くない 

英語は問題の分量やレベルを考えると90分の試験時間は長めです。いかにミスをしないかが鍵になります。

語彙も確かに難しいものは出てきますが、文脈をしっかり読み取れれば選択肢から正解を選び出すことができるはずです。

2020年と2021年に出題された会話文は、話の流れをつかんでいれば正解できるものばかりです。

どの登場人物が何を言ったのかをきちんと追いかけながら問題を解くよう心掛けてください。

A方式・B方式の合格最低点は何割?

問題は簡単ですが、合格最低点が高いため合格は容易ではありません。

青山学院大学経済学部の一般入試、「経済学科」と「現代経済デザイン学科」のそれぞれの合格最低点です。

▪ 2021年 合格最低点

学科 方式 満点 合格最低点(得点率)
経済学科 A方式 250点 総合点185点(74.0%)かつ「英語」131点以上の者
B方式 250点 174点(69.6%)
現代経済デザイン学科 A方式 250点 185点(74.0%)
B方式 250点 167点(66.8%)

 

▪ 2020年度 合格最低点

学科 方式 満点 合格最低点(得点率)
経済学科 A方式 350点  総合点281点(80.3%)かつ「英語」129点以上の者
B方式 250点 177点(70.8%)
現代経済デザイン学科 A方式 350点 275点(78.6%)
B方式 250点 174点(69.6%)

経済学科のA方式は英語にも合格最低点が設けられており、単に総合点で合格ラインを上回るだけでなく、英語で86~87%以上取れないと不合格ですので、英語が苦手な受験生は不利でしょう。

ですが、現代経済デザイン学科のA方式には英語単独の合格最低点はありません。

経済学科も現代経済デザイン学科もB方式は合格最低点が低く、「英語はまずまず、数学が得意」という受験生はB方式での合格を十分に狙えるでしょう。

青学経済学部の英語は簡単だが合格は簡単ではない

まとめです。

青山学院大学経済学部の英語
  • 問題は易しめ
  • 90分の試験時間も解き終わるには十分な長さ
  • 経済学科A方式は英語で86~87%以上取れないと合格できない
  • 問題は易しめでも合格は簡単ではない

青山学院大学経済学部の一般入試を受験される皆さんの参考になれば嬉しいです。

過去問シリーズは他大学・学部編もぜひご覧ください。

受験生の皆さん、悔いが残らないよう最後までがんばってください!