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東工大の英語の問題傾向や難易度は?

2021年と2020年の英語の入試過去問を解いてみました。

東工大の英語の傾向や難易度、注意点などについて本記事ではご紹介します。

【東工大の英語】 2021年と2020年の入試過去問を解いてみた

東工大の英語の過去問を2年分解いてみました。難易度や問題傾向について本記事ではご紹介します。

過去問シリーズ第4弾は、東京工業大学(東工大)です。

きちんと時間を測って2021年と2020年の英語過去問を改めて解きました。

以下、その結果です。

年度 正答数 / 問題数 かかった時間 / 制限時間
2021年 21問 / 22問 83分59秒 / 90分
2020年 22問 / 24問 87分27秒 / 90分

記述問題の正誤判断については、厳しめに採点しました。

とにかく英文量が多いです。東工大の入試問題を最初から最後までまともに解いた場合、一般の受験生が時間内に解き終えることはまず不可能でしょう。

今回、最初から最後まで順番通りに問題を解きましたが、2020年の問題は本当にギリギリで解き終わりました。

私はこれまでに慶應法学部、青学経済学部、明治商学部と3つの英語の過去問を解いてきましたが、これら3つの過去問とは比較にならないほど、東工大の英語には時間がかかり、苦戦しました。

問題が難しいからではなく、問題文が長すぎることが苦戦の原因です。

以前、今回の東工大の英語と同じように順番どおり解いた慶應法学部の英語は、制限時間80分、かかった時間は約65分でした。

同じように、青学経済学部の英語は制限時間90分、かかった時間は41~43分、明治商学部は制限時間80分、かかった時間は約60分でした。

これだけでも、東工大の英語が量的に半端ではないことがお分かり頂けるかと思います。

それでは、東工大の英語の入試出題形式や傾向、ポイントなどを見ていきましょう。

【問題傾向】2つの長文への「時間配分」が最大のカギ

まずは、英語入試問題の形式や基本情報です。

東工大の入試(2021年&2020年)英語科目の基本情報
  • 試験時間90分
  • 150点満点
  • 2つの長文読解総合問題で構成(うち1つ目は超長文)
  • 2021年は1つ目の長文問題の配点90点、2つ目は60点
  • 2020年は1つ目の長文問題の配点80点、2つ目は70点(2022年は1つ目の配点85点、2つ目65点)
  • 記述式と選択肢問題で構成
  • 英文和訳、和文英訳、内容説明が記述式問題として出題
  • 内容真偽問題、空所補充問題等が選択式問題として出題
  • 問題自体の難易度はそこまで高くない
  • 内容真偽問題の選択肢は、ほぼ本文の段落の順番通りに並んでいる
  • 長文を全て読み終えることを目標にしてはならない(無理なので)
  • 100点取れれば大成功
  • 1つの問題に悩み、時間をかけ過ぎてはいけな
  • 解ける問題を探し、1点でも多く取ることを意識する
  • 2つ目の長文問題から解く方法も検討すべし(後述します)

配点は高くないものの「英語を捨てる」わけにはいかない

東工大の個別学力試験は、①数学(300点満点)②物理(150点満点)③化学(150点満点)④英語(150点満点)という構成です。

4科目、計750点満点です。

英語の配点は高くはありません。理系の最高峰ですので、英語だけ出来て理系科目がダメという学生には入学して欲しくないはずです。

ですが、英語を完全に「捨てる」という選択肢も危険です。例えば、数学で思うように点が取れないと一気に追い込まれます。

英語も90点以上、できれば100点を目標にがんばりましょう。

【対策】問題傾向を踏まえ、どう解けばいいのか?

長文読解総合問題が2題出題されるという形式は、長らく変わっておらず、英文量は2010年頃から大幅増加しました。

東工大の英語にのぞむにあたって、この英文量が最大の難関です。では、どのように解けば良いのか?

2つの長文読解問題のうち、1つ目の文章のほうが長いという傾向は、何年も続いています。

1つ目の問題を最初から最後までまともに解いた場合、それだけで90分の制限時間に達してしまう可能性があります。それほどの分量です。

ですので、作戦として、1つ目の問題からではなく、2つ目の問題から解く方法も十分検討に値します。

2つ目の問題は若干短めですので、ここは時間をかけて1つ目より丁寧に解きます。そのあとに1つ目の問題に戻って、時間内に解ける問題だけ解く。特に和文英訳や英文和訳など記述式の問題は、英文を完ぺきに読まなくても、ある程度前後の文脈だけで答えを作ることが可能です。

いずれにせよ、全ての英文を読みきるということは現実的ではありません。時間内に全文読み終わる受験生はほぼ皆無だと考えて良いです。

何年分かの過去問を解き、90分の制限時間で自分に最も適した解き方を探り当ててください。

東工大の英語は、100点以上取れれば本当に立派です。

最後の1分まで、解けるところを解いて、少しでも点数を積み上げることに集中していきましょう。

東工大の合格最低点は何割?倍率は?

2022年・2021年・2020年の東京工業大学(一般選抜, 前期)、合格最低点と倍率です。

▪ 2022年 合格最低点

学院 満点 合格最低点 倍率
理学院 750点 396点 4.0倍
工学院 750点 394点 3.8倍
物質理工学院 750点 375点 2.3倍
情報理工学院 750点 451点 8.2倍
生命理工学院 750点 368点 1.8倍
環境・社会理工学院 750点 367点 3.4倍

 

▪ 2021年 合格最低点

学院 満点 合格最低点(得点率) 倍率
理学院 750点 459点 4.1倍
工学院 750点 453点 3.7倍
物質理工学院 750点 439点 2.2倍
情報理工学院 750点 510点 8.2倍
生命理工学院 750点 431点 2.0倍
環境・社会理工学院 750点 440点 3.1倍

 

▪ 2020年 合格最低点

学院 満点 合格最低点(得点率) 倍率
理学院 750点 409点 4.3倍
工学院 750点 408点 3.8倍
物質理工学院 750点 399点 2.4倍
情報理工学院 750点 457点 8.3倍
生命理工学院 750点 390点 2.0倍
環境・社会理工学院 750点 401点 3.5倍

 

東工大の英語は難しい - どう解くのか事前に対策しておこう

まとめです。

東工大の英語
  • 2つの長文読解問題で構成
  • 1つ目は超長文、2つ目も長文
  • 記述式と選択式、両方の問題が出る
  • とにかく時間との戦い
  • 150点満点のうち100点取れれば大成功

以上の情報が、受験する皆さんの参考になれば幸いです。

過去問シリーズは他の大学・学部編もぜひご覧ください。

東工大合格を目指す受験生の皆さん、受験には厳しい時期もあると思いますが、悔いが残らないようがんばってください!