ENGLISH LAB.代表の糸賀です。

中高一貫校に通う生徒さんで、中学1年から一緒に勉強を始めた子の多くが、中学2年のうちに英検準2級に合格しています。

英語に苦手意識がある場合でも、中学3年生で英検準2級に合格するのが普通です。

本記事では「英検準2級が中高一貫校ではどの程度のレベルなのか」を、実体験からご紹介します。

「中学2年で英検準2級」は中高一貫校では「普通より少し上」レベル

中高一貫校に通っている場合でも、中学2年で英検準2級合格は、決して簡単なわけではありません。

ですが、決してすごいわけでもありません。平均より少し上くらいであれば取れます。

超進学校であれば、平均以下の成績の子でも取得できるでしょう。

サボらず真面目に勉強し、英語に苦手意識がなければ、多くの子が中学2年のうちに英検準2級なら合格できるということです。

超進学校や、やや下の進学校だけでなく、中堅校（あくまで学校の偏差値の話です）の子たちであっても、中2で準2級合格は、学内で普通より少し上くらいのレベルでしょう。

そうは言っても、英語がすごく苦手な生徒もいます。

そういった子でも、中学3年のうちに準2級には合格するレベルには達します。英検準2級は、そのくらいのレベルであり、中学生で準2級を取得することは、中高一貫校生なら決して難しくありません。

生徒の半数以上が中学2年で準2級に合格

実際に私が一緒に勉強している中学生や高校生（の中学生の頃）を見ても、半数以上が中学2年で準2級に合格しています。

中2のうちに合格しなかった子たちも、中3の段階で合格しています。

ですので、実際に見てきた生徒たちに関しても、中学生のうちにほぼ全員が英検準2級以上に合格しているという状況です。

できる子だとさらに上の級も取得

ほぼ全員が英検準2級以上に合格していますが、できる子や努力家の生徒だと中学生のうちに2級、能力・努力量ともに申し分ない子だと、中3の段階で準1級合格も視野に入り始めます。

2級と準1級との差は非常に大きいため、中3で準1級はきわめて少数ですが、「中1で3級、中2で準2級、中3で2級合格」が、順調な英検合格ペースだと言えます。

小学生のうちに英語を勉強していたわけでもなく、また、海外生活を経験したわけでもなく、全員が中学1年で初めて英語の勉強を本格的に開始した子たちです。

英語に苦手意識があるお子さんでも、こちらの参考記事のように本人に意欲があれば、中学生のうちに英検2級に合格することは決して不可能ではありません。

準2級のための特別な勉強法は不要

上記の生徒たちは、英検のために何か特別な勉強法をしたわけではありません。

中学受験を経て、中高一貫校に合格し、中学入学後も真面目に勉強していると取得できるのが英検準2級です。

個々の生徒の能力差や努力の差は当然ありますが、何より大切なのは勉強をサボらないことです。

中堅校以上の中高一貫校のカリキュラムは、中学生のうちに準2級以上には合格できるようにできています。

中高一貫生は中学生のうちに英検準2級には合格しておこう

このように、英検準2級は中堅以上の中高一貫校の生徒なら、中学生のうちに合格できる級です。

「中学生で英検準2級はすごい」と思われる親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、英語に関しては一貫校の進度は速いので、驚くことではありません。

逆に言えば、中高一貫校に通う生徒が、中学生のうちに英検準2級に合格できていない場合には要注意です。

脅すつもりはありませんが、中高一貫校生の英検の目安として、最低でも中学生のうちに英検準2級には合格しておきましょう。

というのも、中高一貫校に通う大部分の中学生にとって、次の大きな目標は大学受験のはずです。

私の経験上ですが、いわゆる有名大学に合格するための、中学生のうちに到達しておくべき最低ラインが英検準2級です。

このレベルに達していないと、後々英語が大学受験で足を引っ張ることになります。

上述の通り、英語の学習ペースが順調かどうかの判断基準として、「中1で3級、中2で準2級、中3で2級に合格」と考えていただくのが良いと思います。

少なくとも中学生のうちに2級に合格していれば、英語に関しては大学受験で大崩れする心配はありません（2級の二次に合格しなくても、一次試験に合格していれば問題ありません）。

まとめ

本記事のまとめです。

ENGLISH LAB.では、英検に限らず、中高一貫校生の英語対策について、いつでもご相談を受け付けています。

真面目にやっていれば、準2級には到達できるはずです。

中3や高1ですと、大学受験など遠い先のように思えるでしょうが、あっという間にその時は来ます。

中学生のうちに準2級には合格しておきましょう。