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ENGLISH LAB.代表の糸賀です。英検1級は、国内でも最高難易度の英語試験と言われています。

そのため「独学で合格なんて無理」と感じる方も多いかもしれません。しかし、実際には独学で合格している人は数多くいます。

私自身、自分が運営するスクールで、多くの英検1級合格者にお会いしてきました。みなさん、例外なく、独学で英検1級に合格されています。

本記事では、独学で英検1級に合格することが可能な理由、その勉強法、おすすめの参考書などについて、具体的に解説していきます。

この記事を読めば、「自分にもできる!」と思えるはずです。ぜひご覧ください。

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英検1級は独学で合格できる!その理由とは?

英検1級に独学で合格するための勉強法を紹介する記事です。

英検1級は、たしかに国内最難関の英語資格ですが、独学で合格可能です。

明確な出題範囲、充実した独学ツール、数多くの成功事例がそろっているためです。

ですので、謙虚になり過ぎたり、身構え過ぎる必要はありません。

英検は出題範囲や傾向が明確

英検1級は、きちんと戦略を立てれば、独学で合格することができます。

試験の出題傾向や範囲は明確で、予測不能な試験ではありません。

英検1級の出題内容に沿った学習をしていけば、効率的に実力を伸ばすことができます。

独学に必要なツールはすべて揃っている

これも重要な理由です。独学での合格に必要なツールは、すべて揃っています。

語彙、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングのすべての分野についてです。

あえてスクールに通う必要はありません。市販のものを使えば、十分に対応できます。

「独学の成功事例」もたくさんある

英検1級に独学で合格した人は、たくさんいます。

そういった人たちの、合格事例、成功事例は、いくらでも参照できます。

私自身も、自分のスクールで、独学で英検1級に合格した生徒さんに何人もお会いしています。特別な能力は必要ありません。

ですので、英検1級のためにスクールに通わず、まずは独学でチャレンジすることをおすすめします。

失敗しないための独学での勉強スケジュール

英検1級に独学で勉強法を実践する英語学習者

忙しい社会人であっても、1日に1時間から1時間半ほど学習時間を確保し、それを半年間は継続してください。

それで十分に合格できるレベルに到達します。

語彙は毎日

語彙は毎日取り組みましょう。語彙の難しさは、英検1級の大きな特徴の1つです。

ここで挫折する人は多いと思います。逆に、語彙さえ乗り切ってしまえば、一気に合格に近づくことが可能です。

ですので、英検1級の語彙問題を見て、「全然知らない単語ばかりだ」と感じるのであれば、語彙は毎日取り組みましょう。

リスニングとスピーキングは多めに

語彙とともに、毎日のように継続すべきなのが、リスニングとスピーキングです。

英検1級のリスニングは、インタビュー問題など難易度が高いセクションです。

また、2次試験とはいえ、スピーキングは苦手な人が最も多い分野です。

この2つは語彙とともに受験者に立ちはだかる、難易度が高いセクションですので、多めの学習時間を割きましょう。

毎日とは言わないまでも、週5日くらいは取り組みたいところです。

ライティングは模範解答の分析してネタを仕入れる

ライティングは実際に書く前に、出題傾向と模範解答を確認してください。

そして、模範解答を何度も音読しましょう。

まず模範解答を分析し、どのように解答しているかを確認します。そのあとに音読をします。

音読はできれば毎日やっていただきたいですが、忙しい場合には、2日に1回のペースで継続しましょう。

ライティングで困るのは、「どんな内容を書くべきか、思い浮かばない」ことです。

そうならないよう、模範解答を参考にし、「この質問には、こう書けばよい」というネタを仕入れるため、何度も音読を繰り返しましょう。

リーディングは週1でいい

リーディングは、得意な人が多い分野ですので、週に1日ペースで取り組めれば十分です。

過去問を使うのがおすすめです。

スキマ時間は語彙とリスニングに使う

社会人の方々にとって、「学習時間をいつ、どう確保するか」は最大のテーマです。

やはり、スキマ時間をいかに有効に使えるかがポイントになります。

移動時間や、ちょっとした休憩時間などがあれば、その時間を外出先でもできる語彙とリスニングに使うのがおすすめです。

ちょっとした休憩時間でも、語彙や進められますし、スキマ時間であっても、その学習が積もり積もると大きな威力を発揮します。

1週間の勉強スケジュールまとめ

学習頻度のまとめです。

【分野別】勉強スケジュール

・語彙:毎日取り組む
・リスニング:週5日程度
・スピーキング:週5日程度
・ライティング:最低でも2日に1回のペース
・リーディング:週1日

以上のペースで、半年間続ける

あくまで目安になります。

苦手分野などは個人差があるので、ご自身の状況に応じて、学習頻度は調整してください。

英検1級に合格するための分野別のおすすめ教材5選

英検1級に独学で合格するために勉強法を実践する学習者

「どの教材を選べばいいの?」と迷うのは、独学の大きな壁のひとつです。

英検1級の対策本も、数多く出版されています。その中で、自分に合った教材を選ぶことが重要です。

ここでは、語彙、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各セクションに特化した、5つの必須教材をご紹介します。

語彙

まず語彙対策のおすすめは、出る順で最短合格!英検1級単熟語EX(第2版)です。

英検の単熟語帳といえば、でる順パス単が有名ですが、おすすめは単熟語EXです。

パス単より単熟語EXのほうが、英検1級の語彙問題に登場する単熟語を網羅している率が高いためです。

語彙問題では高得点を取っていただきたいので、1冊を選ぶとなると、やはり単熟語EXをおすすめします。

単熟語EXに毎日取り組んで、英検1級の合格レベルの語彙力をつけましょう。

初めて英検1級に挑戦する人でも、これを覚えるだけで、得点力が大きく向上します。

リーディング

リーディングは、英検1級過去6回全問題集を使って対策しましょう。

リーディングは、過去問を使って出題傾向を把握し、繰り返していけば大丈夫です。

過去問を買っておけば、リーディングだけでなく他の分野の対策にも使えます。

リーディングに関しては、英検過去問を繰り返し、効率的に得点力を上げるだけで合格点は取れるでしょう。

リスニング

リスニングは、英検分野別ターゲット英検1級リスニング問題がおすすめです。

旺文社の書籍ですので、ナレーターの音声が本番に近いためおすすめです。

ただ、難易度は過去問ほどではないので、この1冊でまずは英検1級の難易度に慣れましょう。

その後、過去問のリスニングセクションを使います。

本番レベルのリスニング音声を使って、半年間リスニングに取り組めば、合格レベルに到達できるでしょう。

リスニングは、やはりシャドーイングがおすすめです。

シャドーイングの具体的な方法については、こちらの記事をぜひ参考になさってください。

ライティング

最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇がおすすめです。

英検1級の英作文はテーマが難しく、テンプレートを使った練習が欠かせません。

こちらの書籍には、そのテンプレートとして使える「分野別コンテンツブロック」という英文リストが掲載されています。

このコンテンツブロックがとても役に立ちます。まずは、この英文リストをテンプレートとして、頭の中に入れてしまいましょう。

コンテンツブロックの音読を繰り返し、様々なトピックについてのネタを仕入れます。

時間がかかるので、書く必要はありません。ひたすら音読です。

ある程度、コンテンツブロックが頭の中に入ったら、実践問題を使うか、過去問を使って、本番レベルの答案作成に慣れていきましょう。

スピーキング

スピーキング対策のおすすめ参考書は、英検1級面接大特訓です。

英検1級のスピーチは、出題分野の幅が広く、ライティングと同じように、まず「何を話すか」というネタの仕入れが重要です。

こちらの書籍は、やや見にくいものの、ネタの仕入れには最適です。

特に、第3章の「実践練習」を何度も反復することで、スピーキングのスピーキング力は確実に伸びます。

初めは慣れずに苦労するかもしれませんが、半年間続ければ、本番レベルに対応できる力が身につくでしょう。

英検1級のスピーキング対策については、こちらの記事もぜひご覧ください。

 

英検1級合格後の次のステップ:スピーキング力を鍛える方法

英検1級に独学で合格する勉強法を実践して合格し、次のステップに進んでいる学習者

英検1級に合格することはゴールではなく、新たなスタートです。

特に仕事で英語を使う人であれば、たとえ英検1級に合格しても、スピーキング力をさらに伸ばすことが次の課題になるでしょう。

私はこれまで、多くの英検1級合格者の生徒さんと一緒にトレーニングをしてきました。

英検1級を突破した人でさえ、その多くがスピーキング力が課題で、継続して鍛えています。

スピーキング力を効率的に鍛えるための方法を具体的にご紹介します。

実践的なアプローチで、実際の仕事や日常で使える英語力を身につけてください。

「言い換え」でスピーキングを伸ばす

スピーキング力を強化するにあたり、特に強調したいのが「言い換え力」です。

英会話では、1つの内容について、1つの表現しか思い浮かばない人は不利です。

私は、1つの内容について、複数の言い方で伝える力のことを「言い換え力」と呼んでいます。

即興性・即時性が求められる英会話では、言い換え力がある人が確実に有利です。

例えば、「日本の出生率は低下している」という内容について、1つだけでなく、以下のような5つのパターンが思いつく人のほうが、英会話では確実に有利になります。

「言い換え」の具体例

①The birthrate is decreasing in Japan.
②The birthrate is shrinking in Japan.
③Japan has a sharp decline in fertility rate.
④There is a sharp decline in birthrate.
⑤The number of children is decreasing in Japan.

英検1級に合格した後は、このような言い換えのスキルをぜひ鍛えてください。

 

まとめ

本記事のまとめです。

まとめ

・英検1級は国内最難関試験だが、独学で合格可能であり、出題範囲が明確である点が重要。

・独学で必要な語彙・リスニングなどのツールは全て市販教材で対応可能で、スクールに通う必要はない。

・語彙は毎日学習し、リスニングとスピーキングは週5日程度取り組むことで、合格に近づける。

・ライティングは模範解答を分析し音読、リーディングは週1回程度で過去問に取り組むのが効果的。

・独学の成功事例が豊富であり、適切なスケジュールと教材選びで効率的に合格を目指せる。

本気で英検1級に合格したいと思った日から、半年間は学習を継続していきましょう。

その過程で、英語力が向上することだけは間違いありません。

難関試験ですが、「すごい人」だけしか合格できないような試験ではなく、恐れる必要はありません。

TOEICよりも得るものが大きい試験です。ぜひチャレンジしてください!

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