慶応大学法学部の英語はどんな問題がでるのか?志望する受験生なら気になりますよね。
2018年・2019年・2020年の英語の過去問を解いてみました。
その結果わかった問題の傾向や、合格最低点などを本記事ではご紹介します。
目次
【慶應法学部の英語】 2018年・2019年・2020年の過去問を解いてみた
慶應義塾大学法学部の英語の入試問題は制限時間80分です。
実際に2018年~2020年までの3年分の英語過去問を改めて解いてみました。
以下その結果です。
年度 | 正答数 / 問題数 | かかった時間 |
2020年 | 46問 / 48問 | 66分30秒 |
2019年 | 58問 / 58問 | 65分25秒 |
2018年 | 50問 / 53問 | 66分10秒 |
全問正解は2019年のみで、それ以外は数問間違えています。
「どっちも正解でしょう」というような紛らわしい選択肢や、「そんな細かい知識を受験生に聞いてどうする」というような問題が3年間で数問ありました。
「確かに難易度は高い入試問題だが、決して恐れる必要はない」というのが正直な感想です。
次に、慶応法学部の英語の出題形式や傾向や、注意すべき点などをご紹介します。
問題形式&傾向 - 英語の配点が大きい
まずは押さえておくべき慶応法学部の入試、英語科目の基本情報です。
- 制限時間80分
- 200点満点
- マークシート形式(記述はなし)
- 大問4つか5つで構成(2019年は大問4つ)
- 設問もすべて英語
- 読解問題中心
- 発音問題もある
- 語彙問題や穴埋め問題もあるが、それらも大半が論説文や会話文の中に登場
- 堅い内容の論説文だけでなく、くだけた言葉使いの会話文も毎年出題される
- 豊富な語彙力が問われる(ことわざや口語表現も覚える)
- 英文の話題は、芸術・司法・移民・メディア報道・フェミニズム・違法薬物対策など多岐にわたる(日頃から様々な文章に触れ、考えることが大事)
慶応大学法学部の入学試験は、英語・歴史科目(日本史 or 世界史)・論述問題の3科目で構成され、400点満点です。
そのうち英語だけで半分の200点を占めます。英語の点数が合否を分けるといっても過言ではありません。
時間配分には特に注意が必要
特に注意すべき点は時間配分です。
80分の試験時間は、受験生にとっては短く感じるはずです。
毎年最後の大問に長文読解が出題されます。語彙レベルも高く、たまに選択肢にも紛らわしいものがあります。
すべての問題を時間内に解き終えるためには、大問が4つでも5つでも最後の長文読解に入る前に40分は時間を残しておきたいところです。
合格点は何割?
直近4年の3科目の合格最低点です。満点は400点です。
法律学科と政治学科で合格最低点が異なります。
年度 | 満点 | 合格最低点(得点率)法律学科 | 合格最低点(得点率)政治学科 |
2021年 | 400点 | 234点(58.5%) | 235点(58.8%) |
2020年 | 400点 | 252点(63.0%) | 258点(64.5%) |
2019年 | 400点 | 227点(56.8%) | 224点(56.0%) |
2018年 | 400点 | 246点(61.5%) | 249点(62.3%) |
この結果を見ると英語では200点満点中、最低でも130点は取りたいところです。
目標は140点以上でしょう。
慶応法学部の英語は難しいが恐れるほどではない
まとめです。
- 200点満点のうち140点以上取りたい
- 試験時間80分のうち40分は最後の大問(長文読解)に入る前に残しておきたい
- 堅い内容の論説文から会話文まで多彩な英文が登場
- 豊富な語彙力(ことわざや会話表現も含む)が不可欠
過去問シリーズは他大学・学部の記事もぜひご覧ください。
慶応法学部の受験を考えているみなさん、悔いが残らないよう最後までがんばってください!