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「話す」ための英語学習メディア

英語を話すとき単語の羅列や短文ばかりになってしまう。

もっと長文で英語を話すにはどう勉強したらいいのか?

そんな英語学習者の方向けの記事です。ぜひご覧ください。

「長文で英語を話す」以前の「最低限の和文英訳ができるのか」問題

長文で英語を話すためのスピーキング練習法をご紹介する記事です。

英語を話すとき、単語をつなぎ合わせたり短い文でしか発話することができない。でも、もっと長文で流暢に英語のスピーキングができるようになりたい。

そういったお悩みを持っている方は多いと思います。

いきなり長文で話す練習をする前に、まずはご自身が「きちんとした和文英訳ができるのか」を試してみてください。

英語圏での長期滞在経験者や日本国内でもインターナショナルスクールに通った人など、特別な英語環境に身を置いた経験がある人を除けば、日本語を母語とする人の英語スピーキング力は和文英訳の能力にほぼ比例します。

「和文英訳」という古い言葉に抵抗がある人もいらっしゃると思いますが、日本の英語教育は和文英訳を軽視し、定義も曖昧な「英語脳」に固執していると私は考えています。

例えば、次の文章は非常に基礎的な内容で単語のレベルも高くありません。こちらの文章をどんなに時間がかかっても構いませんので、単語などを調べたりすることなく英語にしてみてください。最初はスマホや紙に書き出してみるのが良いと思います。

日本語と一言一句同じである必要はなく、「大筋の内容が相手に伝わればよい」というつもりで英語にしてみてください。

長文で英語スピーキング - 例文1
新幹線の乗る楽しみの一つは、日本中を移動しながら田舎の風景を見ることができるということです。たとえば、東京・大阪間ですと、途中で富士山のとても美しい景色を目にすることができます。もう一つの楽しみは、駅弁を食べることで、その地方に特有の食ベ物をいろいろと試してみることできます。

少し難易度が上がりますが、こちらはいかがでしょうか。

長文で英語スピーキング - 例文2
青少年向けのマンガには賛否両論あり、一部のマンガには暴力的な描写が多すぎるという懸念がある。イラストがリアルなので、その種のマンガは現実と空想の境界を曖昧にしてしまうなどの悪影響を青少年に及ぼす可能性もある、と指摘する者もいる。

たとえ時間がかかったとしても、どんなに拙い英語だとしても、ひとまず英語にできたという人は「英語のスピーキングを長文で」というトレーニングにどんどんチャレンジすべきだと思います。

もし、上の例文で時間をかけても2つとも全く英語にすることができなかった場合、長文で英語を話すための最低限のインプット(知識)が不足している状態です。

そういった方は、ひとまず長文で話すという目標は脇に置いて、徹底的に英語のインプット量を増やしましょう。こちらの記事をぜひ参考になさってください。

英語を長文で話すための具体的練習法

英語を長文で話すことができる日本人の英語学習者をたくさん見てきましたが、そういった方は例外なくきちんとした和文英訳の力を持っています。

日本語話者が英語を話すということは、考えたことを英語にするわけなので、発想の原点は日本語です。和文英訳がスラスラできる人は、実際「英語を長文で話す」ことができる人が非常に多いです。ですので、和文英訳の力をつけましょう。

具体的な練習法ですが、まずはお気に入りの市販の英語学習教材を1冊用意します。ビジネスでも日常会話でもニュースでも何でも結構です。

市販の英語学習教材には、当然ながら英文が載っていてその日本語全訳も掲載されています。ビジネス英語をテーマにした教材であれば、実際のビジネスシーンでのAさんとBさんの英語での会話文が載っており、それに対応する日本語訳が必ず載っているはずです。

普通の英語学習では、英語の本文を聞いたり読んだり、それにまつわる単語やフレーズを暗記したりして、日本語訳は確認に使われる程度ですが、この使い方は非常にもったいないものです。

英語を長文で話すための練習法は、次のように取り組んでみてください。

どんなにゆっくりでもいいので日本語訳を英語に変換していく

市販教材は、レッスンやユニットごとに実際の会話のような英文が載っているものがほとんどです。

その会話文の英語を見るのではなく、いきなり日本語全訳を見ましょう。その日本語訳をじっくり読んだ後、ゆっくりで結構ですので自分なりの英語にして声に出して話してみましょう。

必ずしも直訳である必要はありません。先ほど上の例文で見たように、大筋の内容が伝わる程度の英語に出来ていれば十分です。

とにかく日本語訳だけを頼りに最初から最後まで英語で話しましょう。何度つまづいても大丈夫ですし、どんなに時間がかかっても問題ありませんので、SVがきちんと入った英語の文章を作ってみましょう。

同じ内容で複数の英文を作る

一度自分でなんとか作り出した英文を見返し、「別の表現にすることはできないか」など考えながら、改善を繰り返してください。

特に、「1つの日本語につき1つの英文」ではなく「1つの日本語につき複数の英文にすることはできないか」を常に考えましょう。

例えば、「日本は出生率が減少している」という趣旨の話を英語で話す際、次のように複数の英文にすることができます。

  1. Japan has a declining birthrate.
  2. Japan has a decline in birthrate.
  3. There's a decline in Japan's birthrate.
  4. The birthrate is declining in Japan.

社会問題として人口減少を話す文脈であれば、次のような英語に言い換えても問題なく通じます。

Japan is suffering from a declining birthrate.

このレベルの英作文がポンポンと瞬時にできることは、英語を長文で話すための必須条件です。

ゆっくり考えても英語にできないものは、話す際に瞬間的に、しかも長文で話すことは決してできません。

ですので、ぜひ和文英訳を日常的なトレーニングとして取り入れていきましょう。

膨大な量の和文英訳をこなして長文で話す

市販の教材は山のように販売されているので、上述のような和文英訳トレーニングのネタに困ることはないでしょう。

独り言英会話というトレーニング法もありますが、「話すネタを探すのがそもそも面倒」という人には和文英訳がお勧めです。

1年継続すれば確実に英語を話す能力の向上に気が付くはずです。がんばってください。